2014年 11月 21日 (金)
点・線・面・立体。少なくとも線が行政書士
行政書士は点ではいけない。
これにずっと思い続けて、セミナーなどの機会をいただいたときにはいつもふれていること。
許可をとってください、という点だけで依頼者と接しては、依頼者のためにもならないし、行政書士の側にもためにならない。線(時系列の過去と未来をむすんで)でみることで、許可取得の本当の目的がわかるし、行政書士の側も、線の先で再度依頼をしていただきやすくなる。
こんな簡単なことですが、言うは易し。そして、これをいろいろな取組や工夫で線(最近はさらに、面、立体ともいっていますが)にできてこそ、知的資産経営をしている行政書士だと私は思っています。
今週は2件の新規のご依頼がありました。「依頼」は、いずれも許認可の取得。
でも、とった方がよいのかどうか、判断をきちんとしないとうまくまわらないものだったので、まさに、線の相談からヒアリングははいります。
許可さえとってくれればいいのに、という相談者は、最初はなんでそんなことまできくの?? という雰囲気すらあります。
でも、想いの根源をお聞きし、何をやることが喜びなのか。それを両端とする線の上に、経営理念もあるし、事業で目指すゴール、業績もある。
それがなんとなくつたわったころから、いろいろなことをお話して句他さるようになるものです。これは、私の経験から。
許可をとるのはそれほどどちらもむずかしくなさそうでした。でも、どちらもとったあとの経営の展開が課題。まだ、ご自身もしっかり固まっていないことは明白でした。
たまたま、株式会社設立とか、建設業許可とか、そういうもののように、短期間で申請の準備がととのい、審査も比較的短時間、という案件ではなかったので、申請に至るまでにじっくりこれを固めて、申請から許可がおりるまでにしっかりとどのように活かして、どのように喜びにつなげるのか。その過程として、どのくらいの業績を、経営上のマイルストーンとして設定するか。それを考えていきましょう、ということで、話はまとりました。
来月、再来月あたりに今週のこの2件のご相談は申請準備のピークをむかえる見込みで、許可がおりるのは、一つは3月ころ。もう一つは下手をすると来年の今ごろかも。自然と長いお付き合いになりますから、点を線にしやすいものだったかもしれませんが、ここにこそ、申請の電子化・機械化では決してできない行政書士としての専門性があるのではないだろうか、と、あらためて思う2つのご依頼でした。
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