2010年 10月 10日 (日)
群馬県合唱祭
今日は、群馬県合唱祭でした。
合唱をはじめた翌年からこのイベントにはなんらかの形で参加しています。一時期5団体に所属したときは、4団体で歌って参加しましたが、5年前からは所属は2団体。そして、そのうちの1団体は合唱祭に積極的ではないので、今年と昨年は欠場のため、2年続けての1団体での参加となりました。
でも、合唱祭は、最近は聞き応えのあるイベントになっています。だから自分が4つも出るよりも、一つくらいサラっと歌って、あとはゆっくりリラックスして聞いているのも楽しめるイベントになったように思います。
いわゆる「上手な演奏」を期待するならば、ちょうど日を同じくしているNHKコンクールとかをきいた方がもちろん満足できると思いますが、これほどいろいろな個性が集まる機会はないだろう、というのがその価値観の一つです。そして、幸いなことに、個性の方向として、ずばぬけてすごい団体もちらほら出てくるようになったので、その満足感もあります。でも…合唱祭の面白さは、各団体の個性がみられることではないか、ということはゆらぎません。
今日は、自分の所属団体の演奏は、決して自分自身の評価として、また、自分自身に対しても、合格点は出せないレベルだったので、それはおいておくとして、聴く楽しみで参加したという感じです。
(ちなみにまだ拝読していませんが、講師講評はほめちぎりだったそうです。合唱祭の講師も、以前は辛口と甘口の両者をお招きしていたそうですが、最近は辛口はいないそうです。だからほめちぎられたのでしょうけれど、自己評価とあまりにもかけ離れると、すなおに喜べないどころか、疑問や疑いばかりが大きくなってしまうと思いますので、これもいかがなものかと…)。
私自身の合唱の好み、というものがやはりあります。それは、うまく一言ではいえませんが、基本は抑えた上での、ギリギリのアウトロー直前の演奏、というところでしょうか。基本もなにもなく、ただ勢いと若さと感性だけの演奏は、合唱に限らず、広く芸術の分野はもちろん、仕事でもそういうのは好きになれません。私の拝聴しての評価がどのくらい正しいかに自信はありませんが、そんな私の「好み」をするどくついてくる演奏の団体もいくつかあり、「こういう団体で歌ってみたいな」と、いう気持ちになんどもなりました。
ふと…では、今所属の団体はその路線ではないのか…。
ならば、自分はなぜ今ここにいるのか。
そんな哲学的なことはともかく…しかし、合唱の趣味を思う存分楽しめる時期は、人生の中でそれほど長くもないと思います。そうすると、その貴重な時期は、真剣に見直してみる必要もあるのかな、と、ふと思う瞬間もあったり。
でも、過去に所属していたいくつかの団体を退団したのは、そのような理想よりも、人間関係を重視して選択したのが現状です。だとすると、戻ってもいけない方向性なのかな、と、ふと、あきらめたり。
そんな…自分の今まで13年の合唱人生(短いですねー)をいろいろ想いながらの半日でした。いや、そのようなことを思い出したり思わせてくれるということは、それだけイモーショナルな印象をあたえる演奏があったがこそですから、やはり、合唱祭自体が魅力的なものになってきている証拠ではないでしょうか。
にしても、参加者以外の聴衆が少なすぎます。
ここはナントカしないと…ねー、県連の役員の皆さん!
と、いうところで結んで、この書き込みはおわります。
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