2011年 5月 6日 (金)
節電で暗くすること他、節電の仕方を徹底して考えないと
最近は、暗いのに我々はなれてきました。
いや、節電「ブーム」がはじまったときには、ちょっと暗いと感じつつも、それでも今までが明るすぎただけだ、と思ったものです。
だから、「我々」は、この明るさのままでもよい。と、あらためて思います。
が‥。
またも身内のことですが、昨日は夜、母をつれだしました。
すると、まったく道が見えない。段差、ゴミがあるのかどうか。もし雨ならば、水たまりがあるのかどうか‥。
夜目とまではいわないものの、もともと母の視力は明るさに敏感で、ちょっとでも条件があわなくなると、とたんに見えなくなります。
そこまで極端な母のような目の持ち主でなくても、だいたい年齢をかさねると、暗いと見えづらいということはよくあることです。
節電も大事ですが、このような弱者の目線で必要な明るさを確保することは必要ではないでしょうか。
また、商店街など、一斉に消灯ではなく、協議して1店舗おきに電灯を輪番でつける、ということも、町全体を暗くしすぎずに節電する方法ではないかと思います。
車は日没から前照灯をつける義務があります。前照灯をつけて、制限速度を守っていれば、40m程度先までは、街燈がなくても十分に見えます(これが見えない場合は、歩行者たる上記の母とは違って、運転をそもそもするべきではない。これは危険回避として、道交法上の要請でしょう)。なのに、昨日は駅ビルの通路から階段は消灯されて真っ暗。その先の駐車場はほぼ普通に電気がついている、という状態。これこそ、的外れの節電です。いや、これは節電とはいうべきではないだろう。
以前から群馬県の施設である西部合同庁舎の節電には疑問でした(ここは、地震の前から、節電は結構徹底しています。ここにかぎらず、県の建物はかなり徹底していると以前から思っていました)。というのは、1Fの廊下は昼間はすべて電気が消されています。これはしかし、母がトイレを借りたいとおりてきてわかったことなのですが、母にはやはり1Fは暗くて一人では歩けない場所になってしまっていたのでした。
行政機関の建物は、昼休みに電気を消す、ということも最近は普通になっていましたが、これも同じことがいえて、お休みをしている職員の皆さんがいるところを消灯するのはよいのですが、とくに観光スポットとしても人を集めている群馬県庁など、廊下などは昼でも電気はつけておくべきではないでしょうか。
先日はある家電量販店で、レジでならんでいたら「足が悪いのですが、上にいけないですかね」と、店員さんに尋ねるシーンにであいました。節電ですべてのエレベーターがストップしているのです。そのときだけ動かすという対応もできると思うのですが、「申し訳ございません、節電でエレベーターをとめています」との対応。
こういうことがたびたびとなると、節電なのかなんなのかわからなくなってきます。
一つ一つ、ただ消せばいい、ただとめればいい、ではなく、今こそ、きちんと考えるべきときではないでしょうか。
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