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2011年 5月 29日 (日)

弱者に不利な社会に節電でなるのだろうか。


節電で高齢者や障害者が外出できないようになるのはいかがなものか。

と、いうことを、障害手帳をいただいている母を連れて名古屋にいってきて、この週末は強く感じました。

すなわち、節電のおかげで、母は公共交通機関である鉄道をますます利用できなくなっている‥。

たとえば、駅のエレベーターやエスカレーター。

池袋駅のJR改札内は、すべてのエスカレーターを節電のためとしてとめていました。
駅員さんにエスカレーターかエレベーターはないか、と、尋ねると、となりの階段の下にエレベーターがあります、というような回答。

でも、エレベーターやエスカレーターが必要な方は、その、となりの階段の下まで移動することが困難なのです。

また、途中でよった神奈川の私鉄の駅構内。
節電で薄暗くしています。
このために、もともとエスカレーターで転んだ苦い経験のある母は、エスカレーターを嫌っているのですが、この暗さのために、まったくエスカレーターの淵の黄色い線が見えなくなってしまっています。そうすると、怖くて乗れない、という状況になります。

節電はおおいに結構というか、もともと電気(を使うもの)の無駄づかいは感じていますから、節電の精神はおおいに結構。

でも、公共交通機関、いや、最近感じるのは公共施設の節電による暗さがあるのですが、それらのおかげで、母のようなレベルの障害者は一人でほとんど活動することができなくなっています(先日も私のblogに書きましたが)。

これは節電なのだろうか。
節電の名をかりて、お金のかかる設備を便乗してとめているだけじゃないの?? と、勘繰りたくなるような心境です。

ただ‥。

節電よりいいたいこと。

名古屋駅、小田原駅、藤沢駅‥と、今日は行程の関係で名古屋の帰りはずいぶん乗換をしましたが、偶然がかさなったとはいえ、健常者がエレベーターにのったために、母が乗れずにエレベーターを待ったり、見送ったり、というのを、全部の駅で経験しました。

うーんと好意的に彼らのことを考えるならば、周りにエレベーターを必要としていると思う人かいないから乗ったのだ、ということにしましょう(それで乗ることは、私は悪いことではないと考えています)。でも、少し考えが浅はかだったことを、ぜひ、今日の該当者は反省して欲しい。何が浅はかか‥。今、見える範囲にいなくても、上記のように、となりの階段から一所懸命、精一杯歩いてエレベーターを目指している障害者や高齢者などのエレベーターを本当に必要としている人がいるかもしれないということです。

息を切らして、やっとエレベーターにたどりつこうとしているとき、「閉」ボタンを押したのかはわかりませんが、エレベーターがいってしまう。さらには、健常者がのっているために定員オーバーで乗れない。そんな人がいるかもしれないことまで考えて、ぜひ、エレベーターは利用してください。

そして‥。

エレベーターや改札が設置されたのはまだ最近だから仕方ないかもしれませんが、各社鉄道会社は、エレベーターからエレベーターへの移動を減らすように、各駅で統一基準を作るなど検討して欲しいと思います。ある駅はもっとも北よりの階段付近にエレベーターがあり、ある駅はもっとも南よりにある‥というのが日常茶飯事というのが現状です。そうすると、エレベーターを必要とする歩行困難な人が、乗る駅とおりる駅で、ホームを端から端まで歩かなければならないわけです。

これは、時間がかかるかもしれませんが、改善して欲しいと思うこと。

そして、とくに大きなターミナル駅で思うのが、駅員がいなすぎる!

池袋駅で、7番線のエレベーターをおりました。
3番線に乗り換えたいのですが、3番線にはエレベーターがない。
だから、3番線ホームにあがれるエレベーターの場所を知りたいのに、はるか彼方の改札(しかも、一番南よりの改札にしか駅員さんはおらず、7番線のエレベーターはかなり北よりでした。でも、北側の改札は無人なのです。ついでながら、その南側の駅員さんの態度といったら、ン十年前の国鉄の職員でもありえないほど横柄な‥)にいかないと、聞けないというありさま。掲示もありません。掲示があっても目が見えないかもしれないのが、障害者です。駅員さんに聞ける、という安心感がここではもっとも必要です。
この、駅員不足(案内をできる人の不足)は、東京駅でいつも感じることです。東京駅ほど、サービスと掲示が不十分な駅はないというのは、心底思うこと‥でもありますが、今日は、東京駅以外でも、東京近郊のターミナル駅はみな似たようなろくでもない駅ばかりなのだ、と実感しました。

いろいろ書きましたが、少なくとも、弱者の目線でのサービスが大事、と思うならば、上記の歩行困難な人が一つとなりの階段の近くのエレベーターまで移動しないとならない事実はありえないはずです。

節電を口実にこれがますます当たり前になり、こんな大変なときなんだから、健常でない奴は家でとじこもっていろ、といわんばかりの若者が増えることが心配でならない2日間でした。

T R A C K B A C K
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弱者に不利な社会に節電でなるのだろうか。 - のんちゃん(nongun)の日記
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