のんちゃん(nongun)の日記

自分に妥協すること

昨年、たぶん、自分の合唱に関係する人生に多大な影響を与えてくれた「リストクライス」演奏会。昨年は、「水のいのち」という��田三郎作曲・高野喜久雄作詞の組曲を歌うステージに参加させていただきました。

今年は、その��田先生の作品のうち、「心の四季」（吉野弘作詩）を歌うステージの募集がはじまっています。

練習は７回。

ご案内をみたところ、１回は絶対に参加できない日と重なっています。

それよりも…。

今年は、実は自分の仕事で大きな変化があり、ほぼ１０年ぶりにパートさんにきてもらっています。私の拙い、不器用なやり方を信用して、さまざまな仕事をなげかけてくださる方にもめぐりあいました。そのため、業務的にはもしそのパートさんがいなければ追いつかないであろう状況。でも、仕事の面からみると、実はパートさんがきても追いつかない…ギリギリなところです。

しかし、来月から２年に一度の、私の仕事の多忙な日がほぼ４か月にわたってはじまります。
簡単なのは単価をあげて、もう一人お手伝いをお願いすること。たぶん、それでもそれほど労働集約的な仕事ではないので、なんとか追いつくとは思います。

そこにいくつかの矛盾が…。

１）そんなに人まかせでいいの？
　自分で自分自身に魅力があるとは思いませんが、今までのお客様とのおつきあいは、事務所の信頼よりも、私自身の個性を信頼していただいた部分が大きいと感じています。そうすると、人を増やして対応することはよいことなのだろうか。それが、上記のとおり、代替性の高い、労働集約的ではない仕事だとしても…。

２）今もまかなえているのか
　これは真剣な問題です。この１−２年、１０年前ならば考えられないほど、既存のお客様のフォローができなくなっています。それが自分のやりたい事務所のあり方だったのか…？

３）趣味に目をむけて、趣味もそんなに広げていいのか
　趣味＝合唱です。ここでは。
　でも、もともと自分の合唱の楽しみは、自己満足であっても、自分なりにステージで歌う歌を突き詰めて、納得して、自分なりの表現をすることだったはず…。今、かろうじて作曲や作詩の経緯くらいは調べて勉強しますが、勉強なんか糞くらえ。理解ではなくて、身に沁みないで何が表現だ。と。

４）母の世話
　決して介護というコトバは使いたくない。少なくとも直径卑俗に「介護」のコトバはないと私は思っています。この数年、周りからは介護が大変だね、と、いっていただいていますが、それがそもそも不満。自分の実の親の身の回りの世話は、「介護」という冷たい（介護の仕事についている方には失礼ですが、「介護」という時点で、すでに他人事です。その意味で冷たい）コトバを想像させてしまうこと事態、どこかに「大変だ」という雰囲気を私自身がにじませてしまっている結果だと思います。そんな雰囲気すら感じさせない状況で、親と暮らしたい。

そんな、なにもかもがうまくいく予想がたたないのが、この冬。

「自分に妥協すること」というタイトルのこの書き込みは、理念をもって妥協することは許されるのかな、という期待も少しあってのことです。

実際、どんなもんなんでしょう。

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