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2011年 12月 13日 (火)

喧嘩もリハビリかもしれないが


ある種、時事かもしれない。

最近、母との口論が増えました。

11月が、少々尋常ではない忙しさ。夜まででかけることがどうしても多くなりました。
他方、母は残念ながら少し病気は進んでしまったようです。それによってあらわれる不安、体調の変化もあったかとおもいます

「親を介護する」というコトバは嫌いで、親に限らず人間は歳をとれば衰えるし、確率論としてはほとんどが惚けていくわけですから、話題になった「手紙」という歌ではないですが、なにもできない自分を育てた人なのですから、なにもできなくなることを素直に受け止めることは、今の自分の存在に対しての当然のこととは思うのですが。

でも、上記のような状況となれば、それが不十分になり、不十分になるとどうしても悪循環になります。

我が家の悪循環の典型は、「どうせ生きていても仕方ない」「迷惑かけたくない」という母の発言。この2つは一番ききたくない(いや、思わせたくない)のですが、どうしてもこの1−2か月は増えています。
そうすると、こちらもわかってはいるものの穏やかにはいられなくなる…。

今年一年、認知症サポーターの講座などで、あるいは地元大手の介護業者の事例発表など、参考になると思って足を運んでみました。
たしかに、基礎理論としては参考になるものの、果たして我が家にあてはめられるか…。

典型的なものが、事例発表であったのですが、綿密なご本人と家族のヒヤリングで、わずかな関心や残存能力を見つけて、それを引き延ばしす介護が成功した、というものです。パターンはいくつかありますが、これはたしかに基本中の基本ですがもっとも大事なことだと私も思います。

が…母にあてはめてみると、年齢相当以上に耳の衰えは激しいようです。視力の衰えももちろん(32型テレビでカラオケを試してみましたが、市販のDVDカラオケの歌詞は読めないようです)のこと。最近わかった10年くらい前の脳梗塞の後遺症で左は少々不自由。30代から喉を痛めている。慢性閉塞性肺疾患で赤い手帳をいただいている状態。もともと仕事一筋で無趣味。いや、食い道楽はありましたが、それら内臓疾患からの制限。

この中で、上記の事例発表の典型のようなことが、何ができるのか。

表面しかしらない介護施設の方々は、カラオケは? 編み物は? 読書は? 短歌は? 散歩は? 音楽鑑賞は? テレビは?…と、典型的な高齢者の趣味を提案してきますが、どれも不可能な状態なのは、ここまでの記載でも容易にわかるでしょう。それだけにそういうことを口にだされると「事情も知らずによく無責任な提案ができるもんだ」と、逆に不信感をもってしまいます(それはよくないのはわかっていますが)。

こちらはこちらで、そんなふうに「どうせ生きていても仕方ない」「迷惑かけたくない」などと思わせることそれ自体が、場合によれば老年性の鬱も呼び起こすし、消極的になって病気の管理にもマイナスになる。認知症の進行も早めるであろうことは想像できるので、余計にここには敏感になります。というのも、だからそう思わせたくない、と考えているのに、それが意に反して出現してしまうから…。

今日も、結構な長時間(あれだけの時間、大声をだせる体力があればまだまだ…と一瞬ですが安心し、他方、冬の高血圧には最悪だな…と思いつつ)怒鳴り合って。不思議と、認知症でもこれは忘れないのですね…。きちんと記憶されてしまいます。

でも、母が晩年の祖父の面倒をみていたときも似たような場面をしばしば目撃しました。それを客観的にみているかぎり、そんな喧嘩相手でもいることが祖父には「ハリ」になっていた側面はあったように思います。わずかでもそんなハリになってくれれば、と思うことは、よいことなのかどうか。

少しでも長生きして欲しいと思うので、食事などもかなり厳格にみて、食事療法をしていましたが、5年寿命が縮んでも、より充実した食事の方がシアワセなのかな、などと最近は思うように変わってきました。食事を作る自分もその方が楽ですから、それだけに、自分が楽することを正統化しているだけではないか、ということを自問自答しながら。

正解はないが、間違いもない。とさえ、最近は思うようになっています。

一つだけ気になることは、自分自身に、この状態を楽しむ余裕がなくなっていることでしょうか。また、「さらにもう一つ」という制限がくわわっても、対応してきたつもりだし、やれるだけやってみようという姿勢もありましたが、次にもう一つ追加があったときは、正直、わからないのが現状です。

と、いう、私みたいな環境の家族って、結構いるのではないかな、と思い、他方、現在の私の仕事の環境からは、まだ恵まれているのかな、とも思い、それでもだんだんと余裕がなくなっていくことを(私も、母の方もおそらく)感じるほどなのであれば、これに対応する社会のシステムの整備も必要なのではないか、と、ますます思う今晩です。

ちょっと重い内容になったので、最後に冗談を(ブラックユーモアかもしれませんが)。

私が独身の理由? 人口が少ない方が、こういうことがおきなくなるからさ。

T R A C K B A C K
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