2012年 1月 17日 (火)
知的資産経営の基本技術?
本日は、群馬県の有志による「ぐんま知的資産経営研究会」の例会でした。
西高東低といわれる知的資産経営ですが、群馬にありき、といわれるようになるべく? 追求していきたいと思います。
研究会も有意義だったのですが、帰り道にふと思ったことがあります。
大学1年のときに、統計学の講義でポケコンの実技がありました。簡単なbasicのプログラムを組んだりもする講義でしたが、そこは若者の好奇心。せっかく買った(原則として受講生は購入させられました。カシオのE-500という機種でしたが)のだから活用しないと…と。
が、basicが狙いの講義ではありませんので、プログラミングそのものはほとんど説明なし。当時DynabookSS001なるモバイルパソコンの走りをかっており、当時は9801全盛ですから、まったくソフトがない(英語ならばありました。SS001は、英語のMS-DOSが動きましたので)。ただ、UbasicというフリーウェアのBasic言語が動いたので、それでお遊びをしていた程度です。
Basicという、その名前のとおりプログラミングの基本的な言語なので、Ubasicも、E-500のBasicも、ほとんど文法や関数は共通です。当時、四則計算ができること、if文が使えて、さらにそのネストが可能なこと、print文で文字のレイアウトができること(circleなどの関数もしっていました、座標を考えるのが面倒で、ほとんど使いたいと思わない状況でした)という、ごく限られたBasicの知識で、いくつかプログラムを書いたことがあります。
これ、現在の中小企業の知的資産経営の基本技術ではないか…というのが、帰り道に思ったことなのです。
自分がつかえる文法、関数、アルゴリズム。上記の程度しかないことははっきりしています。ただ、それをしっかりと認識し、教科書とおりの使い方だけではなく、応用した使い方ができないか。そして、それをどう組み合わせると、目的を達成できるのか。
プログラミングは、そもそもストーリーづくりです。プログラムが目指す目的、結果に、どのように関数や文法や、定番となっている組み合わせを、どのように配置するのか。
実はそれだけしかしらないとしても、思わぬ組み合わせや、その業界の人ならば常識的な組み合わせのテクニックがあるそうです。そういうものを発見していくのも、大いに楽しみといえました。
普段気づいていない力に気がつき、それまで気づいていなかったそれらを組み合わせる新しい方法に気づき、それを連携させ、他の情報や資料と組み合わせることで、目的の成果を生み出す。
そんなところは、基本的な技術と発想は同じように思います。
ただ、プログラムと違うのは、もっと不定形な情報、考え方。それらが強い影響力をもっているところでしょうか。でも、それを見えるようにあるいは認識してチェックできるように構成することは不可欠。その点になると、私のようなおあそびプログラミングは、実は基本技術は同じことをやっていたのではないかと感じます。
(追記)
18日(翌日)、県セミナーに参加してきまして、このことをあらためて感じました。講師が紹介していた事例は、いずれも少ない「駒」をいかに有効に組み合わせるかで中小企業の再建も考えられる。大企業はカサが大きいだけで有効活用できていない(プログラムでたとえれば、豊富な関数や定石・アルゴリズムがあっても、それを有効に利用し、組み合わせていないといえるでしょうか)から、大企業、中小企業問わず、いや、中小企業の方が気づきやすいし小回りがきくから有利かも、というのが、一つのポイントだったと思います。
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