2012年 1月 18日 (水)
県セミナーに参加しての感想
今日は、群馬県産業経済部商政課主催のセミナーに参加してきました。タイトルは「『超円高』に打ち勝つ経営のヒント〜企業取材の最前線から〜」で、講師は日本経済新聞社特別編集委員森一夫氏(『経営にカリスマはいらない』など著名な著作もある方です)。
内容は、円高はさわりで触れただけで、中小企業の不況対策一般論、という感じの内容でしたが、個人的にはその方が興味深いものでした。また、円高も一つの環境からの驚異です。わずか1時間半のセミナーで、円高に特化した話は、方法論に触れないと意味がないですから、かえって無意味でしょう。円高による不況だとしても、中小企業の基礎体力をつけることが一番の対策になると私は思いますので、今日の内容はテーマに対して結果的には適切なものだったとの感想をもちました。
あくまでも個人的な感想でしたが、先日、facebookで『僕は君たちに武器を配りたい』(瀧本哲史著)の紹介があって読みました。この本は、これから社会に出ていく学生向けではないとしても、そのような視点で書かれているものです。多少角度は違うものの、この本と本日の内容は似通っているというのが、私の感想です。
そして、『僕は君たちに武器を配りたい』を読んだあとも思った感想で、この本は方向を見事に示していると思います。が、具体的な方法論が欠けている。(ただ、決してそれはこの本の価値を下げるものではありません。想定している読者からは、方法論よりも方向を示すことが最重要だと思うから)。本日も同じ感想をもち…そして、それを具体的にするのが、知的資産経営報告書の作成であり、あるいは作成のための取り込み、その作成過程の手順であり、それこそが知的資産経営の特色なのではないか、と、逆に確信するにいたりました。
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