のんちゃん(nongun)の日記

臓器移植と衝動買い？（雑談です）

タイトルに雑談と書くと、他は雑談ではないのか？　となりますが、基本日記ですので。前ふりがなぜか臓器移植ネタの雑談です。

臓器移植が進歩すると、脳も移植できるかもしれない。
そんな話を中学生くらいのときにしていました。
そのときに、それって、脳を移植したの？　それとも脳が体をもらったの？　という話題になりました。

記憶とか思考とかすべてを脳だけが司っているとすると、脳を移植するというのは、脳に体を与えるだけといえないか、ということですが、なにごとも修理とか追加とかがふえていくと、それって、元のものなのか、新品に古いものをくっつけただけなのかわからなくなります。

でも、最後は気持ちではないか、と思うのです。

私の仕事上のトレードマーク的になっている愛用の鞄があります。
学生時代、正確にはおぼえていないのですが、たぶん２年か３年のときに買ったものなので、もうすく四半世紀になるものです。
ちなみに、やはり正確ではないのですが、購入価格は４８０００円でした。当時としては、清水の舞台なんてもんではありません。東京の新名所のてっぺんからよりも高いところから飛び下りる勢いの鞄です。

過去に修理に出すこと‥たぶん４回。そして、修理代の合計費用は、すでに購入価格を大幅に超えています。でも、本体の革はそのままで、側面や把手の部分を交換した程度でした。

今年の１月に修理に出しました。職人にみせないとどのような修理になるかわからないとのことでしたが、その概要としては、本体の革も交換しないと、結局これが弱っているので、すぐにまた破損してしまうだろうということです。

購入時からのパーツは、おそらくこれでなくなるか、もしくは、ふたの部分が少し残るだけになる見込み。また、メーカーにはこだわっていないものの、ブランド名が刻印されている部分も交換になり、交換の場合には刻印がないのだそうです。

その修理費用は、もう廃盤なので同じ商品はありませんが、後継のシリーズの新品を購入するよりも少し安いくらい。

でも、臓器移植の話ではありませんが、ここは気持ちの問題で、自分がもち続けてきたものの「気持ち」がつながるという点で、新品価格よりも高くなっても修理をするつもりでした。それに使い勝手は一番わかっていますし、どこまで無茶をしてもよいのかetc.この鞄の強みも弱みもわかっていますから（気持ちとか理念の継承はやはり大事だと、こんなところでもふと気づいたりして）。

そんなわけで、新品価格プラスアルファの予算をとっていたので、その意味では予算より安くすむのが今回。
鞄屋さんの担当の方の助言で、もう１点購入していただいて、シェアしていただければ、鞄を手入れする時間もできます（１点だから、手入れして休ませる時間がなく、使い続けることが痛みを早める原因でもあったそうです）とのこと。まぁ、もう一つ購入させる営業トークかもしれませんが、休ませる時間がないのは事実だし、もはや人間の年齢にたとえれば、たぶん８０才以上の鞄です。そろそろ「事業承継」で後継者も、あるいは後見人・補佐人をみつけないと‥でしょうか(^^)。

さすがに上記のとおり、同じシリーズの後継を買うほどの予算はありません。また、シェアして使うならば、同じものは意味がありません。

そんな中、その鞄屋によってみたところ、新作発表があり、そのおかげで最新作でなくなった１点が少々値下げ。そのうえ、デパートのキャンペーン中で割引とポイントがつく、ということで、衝動買いしたのでした。

後継としては値段も大分お安いものなので、跡継ぎにはちょっとできないものですが、ご老体の鞄の補佐としては活躍してもらえそうです。イメージも大分違うもので、修理中の先代が伝統バリバリの頑固おやじとたとえれば、少々海外かぶれして合理性重視、そして茶髪とはいわないが、今どきの流行をとりいれた典型的２代目、という雰囲気。

１５日に早速デビューの予定です。

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