2012年 5月 1日 (火)
行政書士登録から17年(その1)入会時研修を思い出して思うこと
登録から17年となりました。
登録証は5月1日付け、群馬県行政書士会の会員証は16日付けになっている謎があるのですが…。
登録の際に、事務局にうかがって、事務局の方と、入会時研修で担当していた先輩とのお話しで印象的だったのが2つ。
1.結婚しているの? まだなんだ。この業界、未婚ではじめると一生未婚だよ
ふーん、そんなもんか、と思いました。
が、今のところ、その予言? あたっています。
ところで、このコトバ、どのくらい信憑性があるのかいまだに謎です。
あまり同業他社の結婚の話しはきかないからだと思いますが…。
2.他の資格をとらないとやっていけないよ。何かとるつもりはないの?
いろいろな考えはあるでしょう。
私は行政書士の兼業は否定していません。行政書士という資格自体、単独でも役立つし、他とあわせることで、1+1=2以上になる資格だと思っていますから、その方の事務所経営の方針にしたがって兼業を目指すのもよいと思います。
が、この言葉をきいたときは、これが噂にきく、「行政書士は食っていけない」を助長する言葉なのか、と思ったものです。
ちなみに、このように書くとまだよいわけで、実際には、他の資格をとらなきゃダメ、私は経験から(若いあなたの将来を思って)助言してあげているんだ…という論調で、かなり延々とつづきました。そうなりますと、なんといっても、事務局と研修担当の先生がおっしゃるんだから、新人は、はー、そういうものなのですか、と思う確率は高いところでしょう。そして、マジメに、他の資格の勉強を多くの方がすれば、そりゃ、行政書士は食っていけない、という定説につながります。
(「食っていけない」説は、いろいろな意味で、問題があるところだと思いますし、それは一つの評価の仕方からの見方で、私は間違った定説だと思っています)。
「いろいろなやり方がありますが、他の資格をとる方もいますよ」くらいならばともかく、事務局と先輩が口をそろえて「とらないとやっていけないよ」といった日には、たとえばやる気満々の方がきても、少なからず不安をあおり、シュンとした気持になるでしょう。
まさか、今の事務局も、入会時研修でそのようなことをいったり、ましてや兼業者をほめたり推奨するようなことはいっていないとは思いますが、どうなのでしょうか。
ちなみに、私はへそ曲がりでした。ならば、逆に他の資格なしでどこまでやれるかやってみようじゃないか、と最後は思って帰宅をしました。そんなところが、今をつくっているのかもしれません。
話題が違うのでわけて、(その2)を時間をみて書くつもりです。
この記事のトラックバックURL
./tb.cgi/174
31.41.216.140 31.41.216.140
192.99.8.6 ns4009135.ip-192-99-8.net
|