2012年 6月 15日 (金)
自分一人で自転車置き場の議論に陥る??
レバの生食が完全に規制されることになりましたが、どうなんだろう、こういうの。
タバコ嫌い人間からすると、ではなぜタバコは? と思ってしまう。
牛レバ生食でなくなる確率と、きっと、喫煙者と非喫煙者、あるいは間接喫煙で命を落とす確率が高まった度合いをくらべると、きっとタバコの方が高いだろう。タバコの方が証明がむずかしいという逃げ道があるかもしれませんが(それと、ここで確率ということばは、統計学的にはおかしいことはある程度理解しています。もとより厳密な意味ではありません)。
たとえばもし、牛レバの生に、タバコのように7割ほどの税金かかかっていたら、厚生労働省は今回の規制を決めただろうか。
税金が高率でも、販売数がタバコには大きく及ばないから、税収に関係ない、という反論はあるかもしれません。
今回のきっかけは、「かわいそうな子どもがなくなった」ことでした。それもドラマ仕立てとまではいいませんが、かなりセンセーショナルな報道だったように私は感じています。タバコはたまたま大人だけ。生レバみたいに子どもも普通にすっていて、子どもがなくなった、というニュースをセンセーショナルにマスコミがさわぎたてていたらどうでしょうか。それに国民はおどらされて、厚生労働省もおどらされたでしょうか。
危険性を完全に除去できる対策がない、というのも理由の一つだそうですが、それこそ、「完全に除去」を厳密に考えれば、あらゆる食品が除去できません。およそすべての生きる行為には危険はともなうわけですから。
タバコは私はどうしても感情的になるので、比較をかえて、お餅は? あんなに大勢毎年人がなくなっているわけですから、これだって、危険性を完全に除去できないといえばそれまでです(ちなみにこんにゃくゼリー擁護の意見の方も、お餅を同様に比較対象にしますが、これには私は異論ありで、業界に注意をうながす意味で、規制を検討したり販売を対策を講じるまで停止することをは間違いではなかったと思っています。そう、対策が講じられることだから、対策を講じないで販売しつづけていたことが問題だ、ということなどがその理由です)。フグも比較としてはありかるかもしれません。結構ニュースではみますから。
そうすると、違いはやはり税収があるかないか?
いや、そういえば、アルコールだって、タバコよりは危険が少ないとされたり、間接飲酒という問題はないとか理由はあるかもしれませんが、危険性という意味では十分対象です。そうすると、税収だけの問題でもないのでしょうか。
とくに子どもや高齢者のように抵抗力が弱いと食中毒を起こしやすいというのであれば、タバコやアルコールのように、年齢制限するという選択肢はなかったのかな、というのが、アルコールやタバコとの比較ではどうしても出てきます。
という感じで、よくわかりません。
2chでよくいわれる韓国文化への偏見? 生レバが日本食文化だったら規制にならなかったとか?(2ch的には、フジテレビならば食べられる、とか、ソフトバンクならば食べられるという路線に暴走するのかな…)。日本で守る必要はないといわれるかもしれませんが、生で牛の肝臓を食べるという文化をどう評価するのか。日本人が「鯨を食べる文化」「鮪を食べる文化」と、ヒステリックな太平洋の向こうの国の言い分などに対して反論するのと同じことを、韓国など、生レバを食してきた国のみなさんは感じていることはないでしょうか。
あ、もっと単純に厚生労働省のみなさんが、生レバが嫌いだったとか。
そのレベルなのかな…。
でも、そのレベルだったら平和です。
もちろん、お店の方や、生レバ命! というくらい好物の方には簡単な問題ではありませんけれど。
あ、こんなことをいっているのも、最近きいた「自転車置き場の議論」ですかね。
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