2008年 9月 15日 (月)
人の繋がり
9/13〜14は、私にとって、一生忘れられない旅行がありました。
行き先は、兵庫県篠山市。
あらゆる繋がりと、きっかけと、偶然が、すばらしい人たちとの出会いを作ってくれました。
そもそも、私が今「趣味です」と公言する合唱に出会ったのは、12年前になります。合唱をはじめるきっかけとなった高崎コスモス合唱団に8年在籍し、その間に、いろいろな偶然が重なって、世界でも有数のプロ合唱団・東京混声合唱団と共演させていただく機会に3度もめぐまれました。
その、高崎コスモス合唱団の指導・指揮者の先生が別に指導・指揮をされている「でかんしょ合唱団」に、たまたま同団の団長の体調不良がきっかけで、参加したのが3年前。
最初は団長が回復するまでのはずが、そのまま残ることになりました。これがあまりにも嬉しかったので、指導の先生の誕生日に、でかんしょ合唱団への御礼と、指導の先生への誕生日プレゼントのつもりで歌ったのが、私自身が編曲した、混声合唱版のデカンショ節でした。
これが、団の中では好意的に受け入れていただいて、最初は上記のとおり誕生日プレゼントと御礼のはずの曲が、同団の愛唱歌として歌っていただけるようになりました。
そんな中、東京混声合唱団が、篠山市で特別演奏会を企画…。
そして、上記の高崎コスモス合唱団でのご縁もあって、なんと、9/14 に、そのデカンショ節が、東京混声合唱団篠山市特別演奏会のアンコールで歌われることになった…というわけです。
もう、いろいろな偶然と、いろいろな繋がりが融合したとしか考えられません。
当日の指揮をした高谷先生から、デカンショ節をアンコールで取り上げますという連絡をいただいたときには、世界に誇る東京混声合唱団の演奏曲として耐えるものか、ということはもちろんのこと、「地元・本場の篠山市のみなさんに耐えられるものだろうか。」という不安も大きいものでした。
そんな不安ももったまま、もともと、でかんしょ合唱団の中では、デカンショの本場にいってみよう、という話は出ていたので、今回、14名もの参加の下で、篠山市に演奏会観賞及びデカンショ節のお勉強に、篠山市に訪れることになったわけです。
不安をなくしてくれたのは、篠山市のみなさんだと思います。
そして、デカンショ節という楽曲の、奥行きの深さと許容の広さもあったことと思います。
今回の旅行をきっかけに篠山市でお会いした方々、協力してくださった方々。ツアーに参加した団員がそろって口にしていたのは、「篠山市のみなさんのお人柄がよい旅行にしてくれた」ということでした。
もちろんそこには、普通ならば接点もない地方のアマチュア合唱愛好家同士の交流のきっかけを作ってくださった東京混声合唱団の力ははずすわけにいきません。ホールでは演奏後に多少、お話をいただける時間がありましたが、それを通じて、けっして東京混声合唱団は、プロとして演奏の数をこなしてきているわけではなく、そして、年間何百のも歌を歌っているとしても、一曲一曲へのこだわり、取り組みがあってのものなんだ、ということを実感することかできました。
すべてが勉強で、すべてが先生で、すべてがかけがいのない体験だった、と、今、あらためて思うこの瞬間です。
この記事のトラックバックURL
./tb.cgi/22
182.91.25.48 182.91.25.48
192.151.145.170 192.151.145.170
|
ティファニー 時計 アトラス http://ath-biz.jp/tiffanycoo.php