規制は常に最新の情勢にあわせて
私個人としては、電車の中の「ルール」として、携帯電話での通話をご遠慮するのを基本とするのはいきすぎで、杓子定規だとおもっています。
中距離列車(と、最近はあまりいわなくなりましたが、概ね50km超の通勤列車)で、混在の激しい地域をすぎたあとでも、おなじアナウンスがあります。高崎線でいえば、鴻巣あたりより高崎側でしょうか。時間帯によっては、大宮以北も該当するかもしれません。
携帯電話は、あまりにもひどいマナーもありました。そして、ペースメーカーの干渉の問題もあります。満員電車でペースメーカーの確立を考慮すると、1車両に数名は利用しているそうで、山手線の満員状態では、通話はもちろん、電源をいれていることも影響があるかもしれないのは、かつて考慮されて当然といえたかもしれません。
が、時代はすすみ、最近のペースメーカーはそこまで強い影響は受けないそうで、携帯も電磁波は多少弱くなり。
また、マナーとして問題だった、「携帯通話の声がでかい」は、携帯の性能がupすることで、大分小さい声でもはなしができるようになりました。にもかかわらず声がでかいのは、携帯電話の通話の問題ではなく、普通の会話でも、まわりに迷惑な大声で話す人はいますから、単純に車内マナーの問題でしょう。
そういうことを考えると、ギュウギュウ詰め状態で、となりがペースメーカーを使用しているかもしなれい状態にならない限りは,電源offまでは必要ないとおもうし、通話だって、口元を手で覆って小声で会話するならば、その行為が邪魔にならない程度の混雑ならば許容してもよいのではないか、というのがおもうところです。
ついでながらでいうと、ガラケーは片手でこじんまりとメールもうてたし、画面もみることができました。スマホはどうしても両手になる。そして、画面の構造からランドスケープで画面をみることが多く、そうすると、自然と肘が横に出て、余計に場所をとる。ガラケーはそういう意味では、比較的こんでいる電車でも、たとえば吊り革につかまる程度の混雑ならば、あまり隣に迷惑にならない程度にメールを読んだり送信したりできる、まさに、日本文化の象徴だったようにおもいます。
最近のスマホユーザーはめに余る。メールを送受信は急ぎのそれがあるかもしれないとはおもいますが、テレビやSDカードに保存した映画、そして、ゲームに夢中なそれ。それは、あきらかにガラケーよりも場所をとり、夢中になっている輩は、近辺をおしおけてそれをやろうとしますから、迷惑きわまりない。
と、いうあたりはおいておくとして。
いずれにしても、数年前に鉄道会社の自主規制としてさだめられたそれは、現在もおなじ。
ここはでも、技術の進歩から、シルバーシート近辺は維持するとしても、たとえば、両手をひろげて人にぶつからない程度の混雑ならば、口元に手をあてて、小声で会話する程度の通話はみとめてもよいのではないか、と最近はつくづくおもいます。
でも
悪法も法。ということで、私はポリシーとして、ここは守っています。
なので、電車の中ではデッキにでない限り決して通話はしません。
そのために、ずいぶんお客様やどうぎょうにも迷惑をかけています。「小山は電話がつながらない」と。
でも、鉄道会社がルールをきめたのですから、これは改正されない限りまもらないと。
まして、事務所の電話から2度以上の転送があると、発信者がわからないので、着信に対してとれなかったときに、折り返し電話することもできない。
でも、鉄道会社の定めたルールにはしたがいたいと私はおもっています。
(だからこそ、不必要、あるいは時代遅れな自主規制は改正して欲しいとおもうのですが)。
そんな中で、電車の中での通話は「ごめん、今電車の中たからあとでかけてください」と対応するまでが、現時点でのマナーだとおもっています。
にもかかわらず今日は東京往復で、ネコが転んだ以上のくだらない会話をする輩が、隣にすわってきまして、よほど車掌を呼んでクレームしようかと。
ただ、最近は、上記のようにおもって、私のようにそれでも規制を維持しようというよりも、自主的に規制をこわしてもよいとおもう人がふえているのでしょう。だんだんと、平気で通話をする人がふえているようにおもいます。
規制をする人は、規制が現時点で妥当かどうか常に点検し、見直す姿勢をもって欲しい。
その規制にかかる人は、それが悪法だとしても、(自主的にやぶると、キリがなくなり、規制がまだ必要な場合にまで及んでしまうので)遵守して欲しい。
と、私の立場からはおもうのでした。
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