知的資産経営の「支援」雑感
今日、人生の大先輩の行政書士を、私のお客様に紹介しました。
引き合わせの際に立ち会い、お二人の会話をきいていて、ふとおもったこと。
その人生の大先輩行政書士は、すごく謙虚で、謙虚すぎると若輩の私が思ってしまうほど。
でも、それが貫かれている。まったくブレない。だから、謙虚になればなるほど尊敬がうまれる。
ご本人が気づいているのか、長い長い人生で世渡りしてきた経験がしみついているだけだかわからないけれど、ご自身の強み、特色を活かして、相手を引き込んでいく。
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知的資産経営の関係者は「支援者」という言葉が定着している。支援とは、実はこんなものかもしれない。いや、こういうやり方もあるのかもしれない。
やるぞっと旗を振ったり、実績を見せびらかすのではなく、あくまでも経営者が中心で、気づいてすらいないのに、いつのまにか「知的資産の活用を継続的にして実績につなげている」(←知的資産経営の定義ほぼそのままです)。そんな支援のやり方も十分に考えられるのではないだろうか。
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ちょっと脱線するが、亡くなった父が、(私がゴルフをやっていたころ…25年くらい前)に、当時トッププロの一角をなしていた藤木三郎選手をみるたびにいっていた。「藤木もすごいが、藤木を教えた日大(藤木選手は日大出身)のコーチはもっとすごい」と。
より有名な例をだせば、青木功選手のパター。いずれもゴルフのセオリーを一見覆す、やってはいけないことをすべてやっているのに、一流になっているのが二人の共通点。
でも、その癖と、その癖がうまれた背景…だからこそ、その癖が不動のもので安定している…をきちんと見抜いて、あるいはそれを大切にして、並のコーチならば就任初日から矯正したであろう程のフォームの(一般論としてはわるい)癖を、逆に活かして延ばして一流にした。
そんなことをいっていました。
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私は3つだけ、座右の銘のような、先人の言葉をもっています。その一つが、「道を伝えて己を伝えず」。
最近、私のブログは長すぎると批判をいただきますが、長い中、3つの題材を今回は書きました。
3つをすべてあわせたところに、私が目指そうとしているものがあるような気がしてのこの書き込みです。
報告書ありき(は、もはや論外です)。お決まりのフレームワークありき。ビジネスマッチングありき。さらにいえば、支援者としてのブランディングにつなごうという意識が少しでもあるのも。
そんなものではなく、(報告書やフレームワークを否定しているわけではありません。それらこそ、逆に道具であり、手段として位置づければ、むしろ積極的に利用してこそです)、クライアントにとって、自分の癖(自覚している癖も自覚していない癖も)を活用するから、無理も不自然さもない(でも、最後はその意味を実感できる)。だから支援されたとすら気づかないほどに当たり前のことをいっそう専念して業績をあげる。
ちょっと、そんな「支援」の在り方を、ちょっと感じる一日でした。
まぁ…これだと、feeはとりづらいというのが、支援をなりわいとする立場からは最大の問題点ですが(^^;。
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