2014年 10月 13日 (月)
ある高崎市のステーキレストランの思い出と応援と?
ケチな性分なので、相当にまずい料理でも、外食では一通り無理矢理にでも食べきってくる。
そんな私が、過去に3度だけ、どうしてもまずくて食べられなかったお店の料理があります。決して嫌いなものではなく、好きなものだから注文して、なんですが、具体的には、カレーライスとポタージュスープとかけそば。
お店の名前は名誉のために書きませんが、カレーライスのお店は最近後継者がなく、閉店してしまった中華料理屋さんでした。中華の店でカレーなんてたのむからだ、といわれそうですが、お店には、「味自慢」(と、書いてある既成)の札でわざわざはってあったくらいですから。
かけそばは、当時よった立ち食い蕎麦屋です。これも駅の改築にともなってなくなってしまいました。
さて、問題? 今日のお題はポタージュスープのお店。
まだそのお店が創業直後くらいの時期だったと思います。父と食べにいって、どうしてもダメだ。と、父に話したところ、「料理人のためにもここは残していきなさい」といわれて、残した、というものでした。
今もおぼえているほど、まずい。
父のいう「料理人のためにも」ということばも印象に残っていて、たしかに父も、お客が残したものは必ず味を確認してから捨てていました。そうやって学ぶ部分もあるし、また、それをいかせないお店はつぶれていくのだろうと。
そのお店、いまや高崎市では人気のお店になっています。ランチタイムは行列ではいれない。前橋にもお店を出して、類似店を市内の別の場所にもという勢い。
きちんと特色を認識し(あるいは、営業戦略としては「設定」したのだと思います。もちろん、その時点の知的資産との関係を考慮して)、その特色をいかすための取組をきちんとしていることが外目でもわかります。あわせて、私はどうも苦手なネットの活用も十分につたわってくるほど。
父のいう「料理人のためにも」。私ののこしたポタージュが、ということではなく、そういう姿勢をもってきちんと学んで成長し、結果として成功をおさめたお店だといえるのではないかと思います。
それから20年以上たって、実はステーキの専門店のために、食事制限のきびしい母をつれてはいきづらいお店です。せめて、お年寄りむけとはいわないが、少量のメニューとか、ステーキといっても、茄子のような野菜とか、こんにゃくなどのステーキも扱ってくれると、いきやすいのですが‥。そんなことをアンケートにも書いたことはありますが、その声は実現してくれていないようです(少量メニューは決して少数派の意見ではないと思うのですが、全体からみると少数意見でしょうから)。
あるいはもしかすれば、それは顧客の集中と選択の結果かもしれません。ステーキといっても「上州牛」を特色としているお店ですから、牛以外を提供しては、軸がぶれる(前橋店でころとんにちなんだ豚もあるのはともかく)、という判断もあるのかもしれません。私としては、食べにいく回数は多くできないものの、残すのは申し訳ないですが、今度はまずいからではなくて、食べきれない、健康上の理由で残してくるようにして、利用したいと思うお店です。
ときどき創業からのストーリーとか、お肉へのこだわりなども記事にして書いているので、その、20年以上前のまずくて食べられなかったことからの大変身がなんとなく、応援したくなるきっかけにもなるエピソードになっています。
このお店はむしろよい例としてあげたので、お店の名前も書いていいかもしれませんが、高崎市、上州牛のキーワードに、前橋にもできて、類似店(って、ハンバーグ店です)が別にある、SNSを活用しているお店、といえば、読む人が読めばすぐわかるほどですから、これはいいですね。
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