2008年 10月 15日 (水)
省エネ、エコといっても
公共機関だから実名でいいでしょう。
市町村、県、国、どの機関も、エコ、チーム6%…などで、省エネに徹底している、という印象が、この夏はありました。ノーネクタイだけの形式的なクールビズからは一歩前進かもしれません。
しかし、ちょっと行き過ぎ、という場面も…。
群馬県高崎行政事務所の1Fは、この夏から昼間は蛍光灯を消しているようです。窓口でそういう会話もしまして、エコの観点から消しているということでした。
これ、まぁ、私は歩けない範囲の暗さではないのですが…。掲示されているポスターや、おかれているパンフレットを手にとってみる場合、小さい文字やコントラスト的にみづらい文字は、ちょっと…という暗さになっています。
特に細長い廊下ですから、廊下中央あたりは外光がほとんどなくなるので、くらいのですが、案外、入口近くも、目がなれていないために歩きづらいと感じることがあります。
あわせて、私よりもうちょっと高齢の方はどうだろう…と常々思っていたのですが、やはり、相当みづらいようで、歩くのに怖い、いう感想を聞いたことがあります。
さらに、検査の上での視力的には0.3〜4あるものの、明るさに敏感で、検査のようなよい条件下でないと、なすとキュウリの区別もつかなくなるレベルの私の母の場合、もはやなにもみえず、壁にさわり、足を床からはなさず引きずって、おそるおそる歩くレベルまで見えないそうです(先日、トイレにいきたいというので、納税証明をとるついでに寄ったのですが)。それこそ、逆手にとって、検査上は0.3〜0.4あるから、障害ではない、という母の症状、状況ですから、そういう人が安心して歩けるくらいの明るさは確保した上でのエコとして欲しいところです。
これに対して、すごい! と思ったのは、前橋、高崎の税務署。
なんと、人感知のセンサーがついて、しかも、調光機能付きでの、日中の蛍光灯のオフを実践しています。
どういうことかというと、人がくると、明るくなる。そして、人がいなくなると暗くなる。
たぶん、長時間人がこないときは、完全にオフになるのだと思いますが、いなくなってすぐは、暗く、わずかに電気がついている状態を一定時間確保しています。
センサーの消費電力はわずかということは、私も自宅につけているのでわかりますが、さらに、完全にスイッチをオフにするだけでなく、明るさを無段階で調整する、ということは、はげしい電圧の変化がないわけですから、ここもかなりのエコになるのではないかと思います。
これだけは、高崎行政事務所も真似して欲しいところです。
そういえば、母みたいな人が暗いばかりに何かにつまづいて怪我したら、明らかに工作物ですから、国賠法2条の無過失責任で、損害賠償請求できるのかなー…。
エコも、企業の経営を圧迫したり、利用者の著しい不便を強いてまでするのは、やりすぎだと私は思うのですが、そういえば、「省エネのために停止しています」と、10年以上動いている姿をみたことがないエスカレーターがある店舗がありました。たしかに省エネですが、このコストとか、そんなでも維持管理しているわけですから、お店として使わないで放置する負担も馬鹿にならないはず。その上、階段だからやめた、と、入店をやめたお客も何度かみかけましたし、私も最近は母が階段はNGなので、このお店はいかなくなりました。
エコといっても、実態、実質をきちんとみて実践して欲しいところです。
この記事のトラックバックURL
./tb.cgi/33
198.204.248.66 198.204.248.66
199.168.99.106 support.greekchronicles.info
|
ハワイ ugg 直営店 http://www.doremo.jp/ugg24341.html