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2014年 12月 10日 (水)

金銭に評価できない成果を高く評価すること


10月8日に講師をつとめさせていただいた、NPO向けの団体分析のセミナー。

NPOには金銭に換算できない公益を向上させる価値と役割がある。
が、金銭に換算できないから、それを自分自身も正しく評価できていない。
だから、まずはそれを見える化し、金銭以外の方法も用いて指標化して目標設定を行い、その目標達成度をチェックできるPDCAサイクルを構築する。

お伝えしたことの考え方の背景は、こんなところにありました。

知的資産経営のお話をさせていただく上で、見えない強み、ということは強調するわけですが、ここでは、「見えない強み=利益の源泉」に気づくことからスタートしましょう、という話になります。でも、NPOは、見えない強みのさらに前に、見えない成果にまずは気づきましょう、と換言することができます。その上で、企業の知的資産経営と同様に、「見えない成果の源泉たる見えない強み」を見つけて、活用してきましょう、ということにつながっていきます。

世の中、お金に換算するとおかしくなるものはたくさんあります。たとえば、家事労働。これを労働価値に換算すると、どう考えてもバランスが悪い。それは、相対的な価値であり、絶対的な数値である労働価値におきかえてしまうからではないか、と私は思います。

と、いうことを間にはさむと、誤解されて有名になった「家事ハラ」ということば。まぁ、なんでもハラスメントとするのは乱暴で、ここはあまり好きになれませんが、家事労働に一定の評価を見いだせないことによる家事労働そのものやその担い手への差別への批判(あるいは低い評価)あるいは警鐘という意味では、ごもっともな考え方だと賛同します。

時の政権の女性起業家や、女性の会社という組織での地位向上を支援する政策は、背景には、社会に出てかせぐのはすばらしいことで、そうでない労働やそうでない価値を生み出す役割は、無意味なものだ、と否定していることにならないでしょうか。

家事労働はここでは一つのたとえですが、これを金銭以外の公平で誰の目にもわかりえる評価指標が設定できるならば、家事労働も、社会に出てかせぐのも、それぞれの指標の上での目標設定、その向上に寄与することも、評価される対象となり、自由に(男女とわず。ですから、男性が家事労働の指標向上に真剣になることも含めて)選択できる方が、より、男女共同参画ではないでしょうか。

資本主義経済ですから、かせぐ仕組みをつくった方に一定のほかよりも高額な報酬を用意することまでは否定しません。が、小学校の算数の先生がよくいっていたことです。「殿様はえらい。でも、殿様ののる籠屋さんがいるから移動できるし、駕籠屋さんがはいている草鞋をつくる職人さんがいるから籠屋さんは走れるし、草鞋の材料になる藁をつくる人がいるから職人さんも草鞋をつくれる。えらい殿様が活躍するためには、同じくらいえらい(欠くことのできない役割を果たしている)人がいるんだ」というお話。

資本主義だからこのたとえで殿様に報酬が多くなることはよしとしても、報酬以外の指標、評価方法で、駕籠屋さんも、草鞋職人も、藁をつくる農家の方も評価されて、社会的地位は同じく高いものなるべきじゃないかな、と、小学生の頃から思っているのですが‥

冒頭のNPOのセミナーで話したことは、実は、こんなところに根源があったのかもしれません。
そして、見えない強みを活用しましょう、という知的資産経営の基本理念にどっぷりはまった自分の土台もここにあるような気がします。

T R A C K B A C K
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