2008年 10月 18日 (土)
マンドリン
今日は、以前にお世話になっていた、みどり会合唱団の姉妹合唱団であった、みどり会女声コーラスの定期演奏会、創立30周年演奏会で、元みどり会合唱団の一人として、お手伝いに要請されて、ステージ係でいってきました。
朝のゲネプロからのお手伝いでしたが、正直なところ、この平均年齢でこの声!(というのが、ほめ言葉になるかはわかりませんが)という印象で、なかなか本番も楽しみ、という感じでいました。
また、この演奏会、賛助的に、プロのマンドリン演奏者によるマンドリン二重奏のステージがあります。
合唱も上記のとおり楽しみなほどだったのにくわえて、このマンドリン二重奏は、ますます面白いものでした。
なにより、マンドリンに関してはまったくの素人ですから、そもそも普通の小型乗用車(ハッチパックタイプ)に、ばらばらになって運べることに驚き(^^;。お手伝い要員としては、まずはこの車からの積み下ろし作業となりました。
それが組み立てられると、あのマンドリン。学校の木琴とは別の楽器です。
そして、二重奏の音合わせ。ちょっとした会場ステージの反響板との位置がかわるだけで、まるで違う響きが生まれます。1台のマンドリンで演奏するとき以上に、2台だとその違いが明確になるのだと思います。
それにあわせて、また、曲にあわせて、バチ…とはいわないのでしょうね…。木琴をたたく棒です…これもかえられて、かえると曲の印象がまったくかわってくるほど。
また、2台を2人で演奏します。曲によってつかうマンドリンを交代することがありましたが、これまた、奏者によって音が違うことが明らか。
そういうことも興味深く、奏者が調整しているのを拝見していましたが、なによりも、演奏曲そのもの。きわめて幻想的な音が効果的に響いてくる、マンドリン用に編曲された作品、マンドリンように作曲された作品たち。これは、本当に驚きでした。
ピアニストの指をみていても、人間技じゃない、と、いつも思うのですが、マンドリンも指ではないですが、腕のうごきをみていると同じです。観察していると、リストをつかってたたくときと肘から先全体でたたくとき。あるいは、やや短くもっているとき。そして、鍵盤から瞬時に放すときがあれば、やや長く抑えるようにたたくとき…と、みていても違いがあることはみえるのですが、それを2本の腕で4本もって(って、プロの奏者にはあたりまえなのでしょうけれど)、1本1本で違っているのですから、超ド級素人としては、驚くしかありません。
高野辰之先生が、音楽は感情を表したものだ、という趣旨のことを書籍にかかれているのを昨年みましたが、打楽器(たたいて音を鳴らすという意味で)は、音楽を奏でる楽器でももっとも古い形態の一つといえると思います。それだけに、ますますそれが色濃くでているのかな、と、奥深さも感じる機会でした。
演奏会はおわるのが惜しいくらいの流れで終了。
女性コーラスももちろんですが、今日出演のお二人の演奏会には、機会があったらまたいってみたとおもうのでした。
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