2008年 12月 27日 (土)
妄想もできない
政治や時事で妄想するのが面白い、ということは旧日記に書いたことがありましたが、今回はわからない。
なんであんなに政治上の決断が一つもできないのか。先のばしばかり。あそこまで徹底して先のばしにするのはなぜだろうか…。
今回の派遣切りから雇用不安もわからない。まだまだ内部留保があるとされる大手までなぜあんなにあわてたのか。あのような切り捨てをすれば批判がくることは読めていたはずだから、それでもあせって切り捨てに踏み切ったのはなぜだろうか。
一つ、妄想すると、近い将来、もっと大きな先行き不安につながるできごとがあることが、政治家も大手もわかっているのではないだろうか。という妄想。さすがに自然災害がくるのがわかっていると、というのは、三流SFの世界だと思いますが、世界経済や情勢をマクロ的な目でみて、そういう読みというのは、シンクタンクはしていてもおかしくはないと思います。
そして、それがわかったから、まずは政治の分野では、福田さんでのんびりやっていては間に合わない。と、いうわけで、突如福田さんはやめて麻生さんに。いや、麻生さんならばその危機をのりきれるからではなくて、より大きなものがきたときに、福田さんではもたないという消極的理由からだとは思いますが(あ、そこが「あなたとは違うんです」か)。野党もそれがわかっているから、今強行に政権をとっても仕方ない。つつくだけつついて、批判するだけ批判して、やっているフリをしながら、そのなにかがおきるまでは与党に政権をもたせておいた方がいいだろう…くらいの駆け引きがないだろうか。
そして、財界も同じく、いまある内部留保程度では乗り越えることができない「なにか」があり、今切るか、それがおきたときにより大規模に切るか(いや、切るどころか、破綻かも??)の違いだから…という見方はできないだろうか。その「なにか」がおきたときは、企業は破綻するのだから、今、社会的責任をはたしていないとか、人きりくらいしか対策のない甘い経営をしてきた責任とか、そんな批判はその「なにか」がおきるまでのものだから気にすることはない…とか。
あるいは、そこは政府ともつながっていて、ここで批判はあるとしても、「なにか」がおきてからではもっと大きな雇用喪失がおきるから、政治ともどものらりくらりと今からやりましょうと、結託しているのではないだろうか。
まぁ、さすがにここまで妄想すると、真実味もなさすぎて面白みがなくなってしまいますが、そんなふうに逆に近い将来の「なにか」がおきることを予感してしまうような、昨今の状況というのは、間違いないようなきがします。
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