人様にお見せする日記って? …
<< 2024年5月 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<< オーナーの雑談の記事 >>
2010年 3月 30日 (火)

こちらも言葉がたりませんでした


前の日記のきっかけとなったことなのですが‥。

実は、母がこの1か月くらい、むくみがひどくなってきました。
ただ、見た目がふくぶくしいだけで、生活に大きな影響がなかったので、いつも通院しているお医者様の処方する利尿剤で様子をみていることに満足していました。

が、27日は、「素人」には「これで平気なの?」と疑いたくなるような顔、腕、胸、腹部のむくみが明らかになりました。そして、むくみは物理的に内臓その他を圧迫するのでしょう。前日までと一転して、呼吸は苦しくなるし、足はつっぱって痛みがある。瞼がむくんで目があかず、くちびるが大きくなって口があかない。舌もあかく大きくなって(ですから、当然呼吸も制限されるでしょう)、はぐきが膨らんで入れ歯が入れていられなくなる‥。こんな症状にはじめて遭遇すれば、医療的な知識がなければ、「深刻だ」と思うのは普通だと思います。

実際、そのために布団から出ることができず、母が起床したのは11時30分ころでした。しかし、目がさめていたのは、朝の5時頃から。動くことができないで11時30分になったわけです。

そんな中でも、最近、救急車を無駄によんで、医療関係者が迷惑している、という報道はよく耳にします。ですから、救急車はやめた方がいい。と、判断して、まずはかかりつけのクリニックに電話。
土曜午後は診察をしている、と、そのクリニックはホームページなどには記載しているのですが、電話してみると、ほとんどの診療科は休診とのこと。では、どこがやっているのですか? と訪ねると、予約がない場合は土曜午後は当方ではお受けできませんという回答です。

やむをえず、続けて、市役所サイトからの当番医の検索。しかし、当番医は、日曜と夜間しか記載されていないのです。ただ、診察にこまった場合の連絡先があったので、そこに電話すると、土曜午後に診察してくれる医療機関を紹介してくれました。このサービスはすごい! 便利と思います(市役所ナイスジョブ!)。

そこで、高崎市内の旧国立病院を紹介され、診察にいったのが、前の日記を書くきっかけとなったわけです。

担当してくださった内科の先生は、真摯に診てくださったと思います。が、おそらく、一目みて、緊急性はないと判断したのでしょう。実際、母も病院につくころには、顔のむくみは大分落ち着いていました。なので、緊急の電話や他の患者さんをみながらの診察で、正直、それで待たされる時間と半々くらいで1時間以上となりました。

そして、医師として当然の、当たり前の、いや、絶対にいわなければいけない話をされました。母の病歴から、体重を減らすことが大事なのはおっしゃるとおりです。結論としては、むくみに対する処置はひとつもなく、その、体重を減らすことと、次のことを説明されて、診察はおわったのでした。

その次のこと‥。

母は、現在4箇所の医者に通っています。それが不合理で、それが結果的に病状改善にマイナスになっているということです。
なぜこんなにたくさんの医者に診てもらっているのか、ということに対して、私が回答したのですが、回答してから、うまく伝わらなかったな、と、すぐに後悔したのが、この日記のタイトル。「医者との相性です」と、最初にいって、そのあと続けてその事情をお話しするつもりでした。しかし、事情をお話しする前に、全面否定されてしまったわけです(遠くの病院でみてもらっていること、一つでないから投薬が過剰になること。そして、「医者との相性」というと、自分の思うような診断をしてくれないことに不満を持つ患者が多く、それが「相性」という表現になることが問題だ、ということは、私も仕事の上で、他の医師から聞いたことがあります。ですが、母の場合は、そういう意味の相性では決してなかったのですが、そのように誤解されてしまったようです。なので、そのような意味の相性ならば、患者の考え方の方が悪い、という論調になりました)。だから、結局、その事情をお話しするタイミングすらなかった状態で、それを知らずに担当の先生は、肥満のマイナス、血糖コントロールの大事さ、薬の大量服用による副作用の危険などを、お話しされたわけです。

そして、前の日記のとおり。ここは緊急対応なんだから‥という雰囲気がありありの状況。

今朝の母の状況をみて、緊急性があるかどうか、素人に判断できますか?? 私はすくなくともできないから上記のとおり、いろいろなところに問い合わせして、ここにたどりついたのです。それとも、素人もこのくらいは判断できるように勉強しろ、ということなのでしょうか。少なくとも私の仕事のジャンルでは、お客様にそのような知識を要求し、あるいはお客様に知識がないことを責めるようなことはしませんが‥。

そして、大分顔は回復していたといえども、呼吸がむくみのために苦しいことはかわりありません。足も皮がつっぱって痛みがあることもかわっていません。それなのに、むくみにはなにも措置がなくていいのでしょうか。根治治療にならないことはわかりますが、症状をとっていただくことを期待していたのに(たぶん、対症両方では持病にマイナスと判断されたのだと推測します。ならば、そのように説明してくれれば安心するのに)。そして、むくみによる息苦しさや足の痛みと思われる症状は、それから4日目の今日も変わらず(いや、悪化して)、苦しんでいます。

また、緊急性があったのかなかったのか、ということは、こちらからストレートにお尋ねするまで発言がなく、延々と、肥満の問題、コントロールの問題ばかり。緊急病棟だ、ということならば、これを機会に生活習慣のことを語らず、「緊急性はないから、かかりつけのお医者様の注意にしたがって、治療してください」と、一言で十分です。だいぶ年配の先生ではありましたが、糖尿病40年超の母からすれば、「あんたが医者になる前から私は糖尿だ」が、(朦朧としていたのでなにも発言しませんでしたが)母の本音だったでしょう‥きっと。

さて、その‥「医者との相性」の件ですが、言葉がたりなかったのは、正確には、「医師」との相性ではなく、医療制度との相性だったからです。あるいは、医師に診察してくれる前の問題なのです。

その最たるものが、上記の電話のやりとり。
かかりつけの医院をつくることが大事ということは十分承知していますし、だから、そこに期待しています。特に母は東京に主治医がいましたから、主治医の指示で、地元にかかりつけをつくって、そこに移りなさい、と言われてきました。ですが、それがいまだにかなわないのは、地元の宛にしていたクリニックが、信頼できないからなのです。信頼しないのが悪い‥のでしょうか‥。

それは、27日土曜日のことで例とすれば、お昼ころに電話して、ついに一言もこちらの症状を聞くことがありませんでした。こちらの症状を聞かずに、「午後は予約がないとお受けできません」の回答です。こんな対応をするクリニックを、信用できるでしょうか。信頼できるでしょうか。まずはどのような症状ですか? ときくなり、(さらに、こちらの患者番号や氏名すらきかなかったわけですから、かかりつけの意味がありません)、せめて、症状がつらいものなのかどうかを確認するくらいのことはあってもよいように思います。が、それらは全然なかったわけです。

くわえて、かかりつけ医といっても、母の担当医は、東京から月2度だけくる医師です。なので、過去には、他の日に緊急にみていただいこともありましたが(そのときは、午前に電話したので、当日外来があったため)、そのときに対応してくださった医師の消極的な対応‥主治医じゃないからの、予防線をつねにはって、結論に留保をつけての説明。専門家でしょう?? 専門家だからわからないことはわからないとはっきりいう態度は立派ですが、おなじ「クリニック」の中の医師です。こういうときに適切迅速な対応ができない(という印象を患者にあたえて不安にさせて)のでは、信頼して、このクリニックに全面的に母をまかせることは、怖くてできません。一人の医師にしか積極的にみてもらえないのであれば、複数の医師のいるクリッニックや病院の「団体」にする意味はありません。

そういえば、大学の1年の「法学原理」の教科書に、「医療行為をする医師も労働なのだから、土曜日曜は休むのは当然だ」ということに、自由に意見する授業がありました。死ぬか生きるか、という患者を目の前にしたらどうか、という極論も出ましたが、現実は、死ぬか生きるかの前に、死ぬか生きるかなのかもわからない素人が相手、ということです。

以上のことは、はっきりいって、不満ですし、怒りもおぼえます。が、その前に、医療制度、医療体制に不安をおぼえます。

が、一人一人の医師(先生方)は、その立場としては適切な対応だと思いますし、最大限の対応もしてくれていると思います。が、逆に、ここの先生方にこの対応までしかさせない医療制度、病院・医院の分業制度に問題がないだろうか。そんなことを思わざるをえない出来事でした。

ちなみに、母はあいかわらずです。だいたい今日も14時くらいまでは全身のむくみがひどくて、ほとんど動くことができない状態が続いています。正直、体重が重いので、私は母をかついで車に乗せられません。なので、自力で動けるようになる午後を待つほかありません。でも、かかりつけ(と、期待して希望している)クリニックは、午後は予約がないとダメ、ということですから、予約のある4月10日まで毎日このような母の状況を見続けるしかないのでしょうか。それとも、「救急でもないのに」という目線を感じることを覚悟で救急車を呼ぶしかないのでしょうか。

今日の午後は、歯茎が腫れて食事ができないこともきっかけになって、低血糖の症状で、昏睡寸前までいきました(あとで話をきくと、約90分ほどは記憶が残っていないようです)。なんとか自力でブドウ糖を飲むちからがあったので、数時間でそれは回復しましたが‥。こんなことを4月10日まで繰りかえして、悪化しないか、手遅れにならないか。そんな不安の中でのあと2週間弱の生活なのかもしれません。

医療関係者の方が、この日記を見ることがありましたら、ぜひ、ひとつの事例として、検討していだたきいたと思います。それを期待して、ネットにこの日記を書きます。

T R A C K B A C K
この記事のトラックバックURL
./tb.cgi/88


C O M M E N T
Oh wait. Just heard about your website today. I heard you on the AFA radio. Wonderful interview. Nice to “meet” you. - See more at:
Polo Ralph Lauren Homme http://www.galerievu.com/right.php?id=7
68.64.172.226  68.64.172.226
Polo Ralph Lauren Homme          [2014/4/12(土) 03:39] [削除]
Oh wait. Just heard about your website today. I heard you on the AFA radio. Wonderful interview. Nice to “meet” you. - See more at:
Sac Chanel Pas Cher http://www.eurinnov.com/fr/implantation-eurinnov.htm
68.64.172.226  68.64.172.226
Sac Chanel Pas Cher          [2014/4/12(土) 03:39] [削除]

<< >>







RSS

Ringworld
RingBlog v3.24