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2010年 7月 25日 (日)

うまいアマチュアばかりでなくても


アマチュア合唱団に現在2つ所属している私がいうのもなんですが、アマチュア合唱団って、外から観察すると実に面白い。

7月は、2つの地元のアマチュア合唱団の演奏会にいってきました。

レベルとか、テクニックはあえてなにも語るまい、というか、アマチュアは愛好家ですから、それは二の次でいい、と私は思っています。二の次だけれども、次なんです。だから、そこそこのそれは期待しますけれど。

一番期待するのは、カラーが出ているかどうか。
ただ、最近流行りの曲だから、最近流行りの作曲家の作品だから、そつなくこなしました、という感じの演奏会は、アマチュア合唱団のそれにいって、一番残念です。そういうことならば、プロの演奏にまかせておけばいいわけで。

企画も、合唱の演奏会の枠の中で、ぜひ、最大限のパフォーマンスも発揮して欲しいと思います。決して、パフォーマンスで練習不足(技術不足ではありません)をごまかすのではないそれならば、それはむしろ楽しみの一つです。

が‥

どうも最近は、合唱の演奏会だ、という大前提すらも見失っているそれが多い気がしてなりません。


いや‥私が所属しているでかんしょ合唱団の、2年前のふぁみりーコンサートも、実は同じことを感じています。合唱の演奏会の中のパフォーマンスと、外のそれ、というのは、明確なラインはひけないと思いますから、主観に頼らざるを得ないのですが、前回のそれはどうしても、外のそれと感じてしまいました。

そんな不本意なステージにたつことは、実は、たかだか一アマチュア団員ながらそれなりに自分の意識はありますから、そのままでははっきりいって苦痛です。そんなときは、伝わるかどうかはわからないが、せめて、自分ではなっとくできる準備をし、なっとくできる表現をして、「やるべきことやった」と思えるように望みたい。そう思っていつもやってきています。2年前のふぁみりーコンサートについては、断片的なそれはここの日記にも書きましたが、そういう意味では、不十分であることは重々承知ながら、決して恥じるものではなかった、と、自分では思っています。

そんな私の姿勢を、他の人や他の団体に求めることは、わがままに過ぎない、とは思うのですが。

話がもどりますが、7月にいった2つの演奏会の一つは、一人一人にそういう満足も感じられないし、正直、あなた方は何をしたいの? というのが、感想でした。歌いたいの? それとも、酒飲んで騒ぎたいの? あるいは、小学生レベルの学芸会を大人になって再度やってみたいの?? というところでしょうか。

残り一つは、その逆の印象でした。技術的に比較したら、きっと、前述の他一つの方が多少上かもしれません。どこの合唱団でもありがちな、声楽をやったことがある人が目立ちすぎる欠点がある以外(これは、当該本人が気づいてあわせようとしてくれる他ないと思いますが(*))は、時間が解決して、綺麗なアンサンブルを期待できるところです。とはいえ、現時点でも、はっきりと主張があり、表現がしっかりして統一され、なによりも一体感が感じられる(指揮者がピアノを兼ねているのに!)。だから、多少の難点はあっても、説得力があって、1時間半を飽きずに聞くことができるのです。

上手な団体をきかないと、進歩につながらない、といわれたことがありますが、そうでない団体でも、ようは、数多く聞いたりみたりすることで、さまざまな勉強になります。その意味で、この2つの演奏会にいったことは大きな収穫になりました。

あとは、でかんしょ合唱団は、来年7月にふぁみりーコンサートをすることが決まりました。そのときに、お客様としていらいしていただいた方に、私のような考えの方がいても充分になっとくしていただけるように(それ以上のものを求める方には、正直、今のでかんしょ合唱団では無理です。諦めていただく他ありません)、あと1年、何ができるのか。慎重に検討し、がむしゃらに進んでいきたいと思います。

で、冒頭の面白い、という話にようやくもどりますが、7月の2つは、指導の先生の日常の会話とか言動が、そのまま演奏会にあらわれていた感じがするところが面白い、という話でした。控えめで謙虚なのにときどきブラックな発言をする先生の合唱団は、控えめな演奏なのに、いざというときは、かなりえげつないともいえる表現をするし、あかるくおおらかで、いつもイケイケムードの先生の合唱団は、細かいことを気にしないでどんどん進んでいくし。
高校野球(は嫌いだが)の指導を信望するのは、ますます疑問なんですが(それは、毎年生徒=選手はかわるわけですから)、それ以上に、アマチュア合唱団は、指導・指揮の先生の影響を大きく受けているんだな、と思う瞬間がたくさんありました。

(*)声楽のことはわからないのですが、声楽を学んだ方って、逆に、自分が今歌っている合唱団にあわせるテクニックをもっていないのでしょうか? おそらく、そういう訓練はされていないと思いますが、声のだし方として、ある程度の耳をもっていれば、自分が一緒に歌っている仲間のトーンとかピッチを判別して、それにあわせて声をだすことはできるのでは? と、素人は思ってしまうのです。しかし、往々にして、飛び抜けて、大勢の合唱ならばffで音量を稼ぐなど、役立つものの、それ以外の場面、とくに、少人数のアンサンブルでは、うまいけど邪魔、ということが、多いような気がします。
たぶん、指揮・指導の先生が一番わかっているものの、プライドや音大の格付けの関係もあって、調整できないのでしょうね‥。でも、ならばなおさら、プロとして、自らあわせるべきだと思うのですが。

T R A C K B A C K
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