2013年 10月 6日 (日)
作って売るなら最後まで責任とって欲しい
大抵のモノって、ユーザが必要だから機能upやその改善を求める。
すでにデファクトスタンダート(って、コトバ、好きじゃないんですが)的になっていれば、仮により効率的で簡単で高性能なものが開発されても、なかなか置き換わらない。よくいわれるキーボードの配列の不合理さは、どんなに人間工学的にすぐれたそれが出てきても、慣れと普及という背景があるから、置き換わることなくきているのもその一例でしょう。
モノづくりって、それがときには壁になり、ときにはだからこそ、より深化(進化ではないですね)して、作る側と使う側がバランスがとれているものだと、思います(いや、期待したい)。
もちろん、作る方からすると、最高技術をフルに発揮して、より進化したものを発信したい。
でも、よほど大きなきっかけがないとそれはできないし、そもそも新しいものに買い換える、というコストもかかるので、消費者側の抵抗は大きい。むしろ、最高技術をピンポイントで使うよりも、余裕にあてて、少し最高よりは低い性能のものをより大量に早くやすく作ることの方が、少なくとも今の日本のものづくりでは期待されているといえるかもしれません。
国が支援・援助までしてこれを実現したのは好例は地デジ。一定の弱者には、アダプターを無償や割引までして、アナログ放送を一気に終了させた。
でも、一定の支持をえて、信頼して自分の製品をかって、しかも、故障もせず、とくにユーザーが困っていないのにもかかわらず、どうしても買い換えてもらいたいならば、作る側、開発する側はそのサポートまで覚悟してやってこそではないか、とも思う。
なのに、作る側の論理がほぼ100%でまかりとおっていることもある。
このジャンルの製品や、携帯電話などにはいつも感じることですが、今回これを書いた理由は、あえて書くまでもない、XPのサポート終了。
自治体54%、20万台がXPのまま使い続ける。これをVista以降に切り換えるのには150億円以上のコストがかかるとのこと。これって、税金があてられます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131006-00000201-yom-sci
政治的に著作権法の改正などを駆使してアメリカが保護しているマイクロソフト、とまでいうと言い過ぎかもしれませんが、米国とマイクロソフトが協働で日本の国力を落とすために必要性が高いわけでもないという観点からすれば、無駄なお金を使わせているんじゃないだろうか。
はじめてパソコンを買うときのやさしさは、7や8の方がよいかもしれませんが、ある程度の年齢の方がXPを使い続けていたとすると、7や8に切り換える壁は相当大きいし、場合によると乗り越えられないかもしれない。そんなことも考えると、シェアが一定以下になるまではサポートか(IE6は一往それに近いことになったともいえるでしょう)、地デジのような措置を義務づけるくらいしてもいいのではないかとさえ私は思ってしまいます。
タイトルは「最後まで責任」と書いていますが、家電だって部品製造の最低年限がきめられていますから、ユーザーが最後の一人までとはいいませんが、もう少し利用者が減るまで、という意味では求めたいところです。
そういえば、4月終了…。あわてて5月に買い換えたり、OSを入れ替えすると、このときは消費税もあがっているんだなー。まさか消費税増税時期もアメリカとマイクロソフトが仕組んだ??
この記事のトラックバックURL
./tb.cgi/282
198.100.144.30 ks4001601.ip-198-100-144.net
198.100.144.30 ks4001601.ip-198-100-144.net
|
ニューバランス MR10 http://nekogun.sakura.ne.jp/newblance.php?list=20