人様にお見せする日記って? …
<< 2024年4月 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
<<   >>
2014年 4月 21日 (月)

母の別荘暮らし


こっそりここにだけ書いておこう。

9日に母が、準緊急入院しました。「準」というのは、その直前、5日にも入院をすすめられましたが、認知機能の低下の方がこわいので、できれば入院をさけたい、と相談したところ、それでもいいでしょう、と見送られました。
そして9日。この日は皮膚科の予約があり、皮膚の疾患の手当だったのですが、皮膚科医師が処置中に、このむくみはやはり心配だから、このまま内科にまわします、と指示。そして、内科の受診で「もはや通院治療は無理な段階だから、このまま入院を」となった次第。

記録に残すまでもないと思っていたので、facebookで愚痴をばらまくだけで、日記にもblogにも書いていませんが、むくみ症状があらわれはじめたのは1月中旬。母は腎疾患で月1度通院しています。むくみといえば、腎疾患がやはり一番気になるわけですが、1月の通院日には、むくみははじまったばかりだったので、「夜むくみがでますが、朝はおさまっている程度です」と、伝えたものの、「数日前から」ということだったので、とくに医師からは指示とか服薬はありませんでした。いわゆる経過観察と判断されたのでしょう。

しかし、その後、朝になってもむくみはひかなくなります。
そこで、1月下旬から、母の腎臓の主治医師(あえて、ここは「医師」と強調します。「主治医院」=主治医ではないという意味で)は、東京の方で、月1度しか通院しているクリニックにきません。しかし、「ご心配なく、病院の(常勤の)医師がいざというときは対応します」といわれていたので、むくみの悪化が気になるために、主治医師以外の病院常勤の先生にみていただきました。そして、利尿剤の処方があり、いったんは少し快復したものの、翌週には悪化がはじまる。という状態だったので、ほぼ毎週、主治医師ではない病院の常勤医師にみていただき、徐々に利尿剤がふえていく、という状態でした。

そのときも、「主治医師(現実には医師の名前ですが)に最終判断はしてもらった方がいいので、当面の対応として」という趣旨のセリフの繰り返しで、2月の通院日を待つ形でした。

が、運がわるいというのか。2月の通院日は8日。雪の危険があり(現実には新幹線は動いていたので、8日は主治医師は高崎にくることも、かえることもできたはずです)、延期となりました。そのため、病院の常勤医師がこの日も代理で診察。そして、「来週主治医師がきますから、そこで判断を」と。

1月中旬からのむくみで、母は呼吸疾患があります。腎臓のクリニックは呼吸器科もありますが、自宅から遠いことと、基本が予約診療。ということで、あまりにも「かかりつけ医師」としては不便なので、より自宅に近い、呼吸器専門のクリニックにも通院しています。その呼吸器専門のクリニックの医師からは、「むくみは心臓が原因かもしれないから、心臓もみてもらったほうがいいよ(腎機能の調整が優先だから、腎臓でかかっている病院でみてもらいなさい、という意味)」といわれて、2月8日にはそれを伝えたいという気持ちもありました。

でも、15日と、一週間おくれるものの、一番大事な腎臓の主治医師に判断していただけると、15日を待ったわけです。が、ご存じのとおり、15日は120年の観測史上初の大雪。当然、今度は東京からは交通手段はなくなりましたから、主治医師はくることができません。実は薬もおわるので、薬だけでも、と電話したところ、翌日は日曜日といえども、病院の常勤医師の処方という形で、同じ薬は出していただけました。が、2月はついに、2度も雪で延期となったために、主治医師は高崎にはこないことが決定したわけです。

2月15日以降、素人目にもむくみは悪化しています。そしてそのときは気づかなかったのですがあとからふりかえると、呼吸が不安定になりはじめたのもこの時期です。気づいたのは、母をつれて外出したときで、もともと呼吸器の障害があるので、その調子がわるいだけかと思っていましたが、歩ける距離や、呼吸があれてきたときの症状が、以前よりも徐々にわるくなってきていたのは、結果としてあとからふりかえってみてわかりました。

そんなこんなで、やはりほぼ毎週、主治医師ではない病院の常勤医師が代理で利尿剤の調整をはかり、「次の主治医師の診察のときに判断してもらいましょう」が2月一杯つづきます。

そして、待ちに待った3月の、主治医師による診察。
これまでの経緯は、カルテに残っているはずですが、呼吸器の医師に1月の時点で心臓を検査した方がいいといわれたこと、利尿剤をこんなにのんでいいの? と思うほどまで増やしてきたことなどなど。でも、「むくみは腎機能の悪化だと思うので、4月に検査しましょう」と、腎臓のエコー(という検査らしい)の予約をいれ、それまでと同じ利尿剤の処方箋。それで3月の定期の通院はおわりました。

その後、いよいよむくみは生活に影響がではじめます。靴がはけない。靴下がはけなくなる(腹部などに水がたまり、もともとかなり肥満ですが、物理的にとどかなくなる)、メガネや入れ歯があわなくなるので、痛みや不快感につながる。そもそも体重も4kgくらい増えましたから(おそらく、水のみで)、もともと呼吸疾患のある母にとっては、歩行困難になる原因です。当然、動きは緩慢になり、いろいろな意欲が失われ‥。

だからこそ、逆に、認知症の進行が、ますます気になるわけです。
無理のない範囲で外出につきあわせて(仕事で助手席にのせて、いわば毎日ドライブです)、早めに仕事をくぎって、夜は積極的に会話するように心がけました。が、もはやそれもうっとおしい、というのが母の様子。

利尿剤をいただきに、3月下旬に、例によって、病院常勤の医師にみていただいたところ、その時点では腎機能の低下は、血液検査からは顕著ではない。だから、1月に呼吸器の先生がいっていたように、心臓も心配だ、と、心臓の検査の予約をいれてくれました。家族としては、1月から訴えているのですから、今日やってよ、という気持ちもあります。が、4月の定期の通院日に、上記のとおり、腎臓のエコーの検査とあわせてするように予約をいれてくれました。むくみの原因については、不思議なことにこのときも腎機能の数値は、やや悪化したものの、極端な動きはなく。ですから、むくみの原因は医師も検査の数値だけでは判断できない、という状態でした。

そんな中で、4月にはいってから、横になると息苦しくなり、眠れないと、夜中にベットにすわったまま、という日がときどきあらわれるようになりました。
そして、4月4日、認知症で受診しているクリニックの先生が、そのようなむくみの状態、酸素濃度がそれほどさがっておらず、胸水もむくみのわりに少ない。しかし、呼吸が苦しいということを考慮すると、心不全の心配がある。4月の定期の受診日なんて悠長なことはいわずに、すぐにみてもらうべきだ、と、ここは医師同志の不思議なところです。普段腎臓でみていただいているクリニック宛に、緊急で心臓の検査を、と、紹介状を書いてくださいました。そして、紹介状をもってうかがったのが、冒頭の4月5日というわけです。上記のとおり、4月12日の定期通院日の予約となっていたのに、他のクリニックの医師の紹介状があれば、即日対応なのですから、不思議な世界です。4月5日、心臓検査。

ただ、結果として、心臓検査は、正常ではないが、むくみをおこすほどの状態ではなく、心臓が原因とはいえない、というのが結論でした。むしろ、最近の息苦しさは、もともともっている肺疾患の悪化か、炎症を示す数値が高くなっているので、風邪などの影響があるかもしれないと、抗生剤が処方されます。そして、念のために入院しますか? という話で、冒頭のように、認知症の進行をさけるためにできるかぎり通院で、と意見をいわせていただき、通院で様子をみることになったわけです。

が、翌日(6日は日曜)、すでに夜、就寝時の呼吸の状態の悪化は明白。このときはベットにすわって夜をすごすことはありませんでたが、ゼイ鳴が聞こえての夜でした。7日は落ち着いていたものの、8日はふたたび。そして、むくみはついに靴下がみじめなほどになり、9日朝は、首周りだけでなく、瞼までむくみが出て、目があかない状態。でも、12日の検査があるし、主治医師がくるから、と、この日は、皮膚科受診して、目がみえづらいと訴えていたので、おわったら眼科の予約をしようと、電話番号を確認したりして、皮膚科を待つ状態でした。

で、冒頭のとおりです。

あえて、「主治医師」という言葉をつかったのは、ここに疑問があるからで、かかりつけの医師をもちましょう。主治医をもちましょう。厚労省や医師会もさかんにいっています。もともと東京のクリニックにかよっていて、遠いと緊急時に困るから、と、今のクリニックに主治医を変更した経緯があります。でも、主治医師がいないからと、「判断は主治医師に」とさきおくりされて、近所に主治医、かかりつけクリニックをもった意味があったのでしょうか。

一番疑問に思うことは、なぜ、早い段階で心臓の検査をしなかったのか。早くしていれば、すくなくとも心臓疾患が原因でむくみが生じていなかったことは明確になります。3月に腎臓検査では、「数値はそれほどわるくなっていない。が、利尿剤で薄まっているために数値に出ていないだけ、とも考えられる」が主治医師の見解でしたが、すでにあなたは2月をうるぬいて、症状がではじめてから2か月以上たっての診察なのです。それで、なぜ、翌月まで引き延ばすのか。6年も通院していて、母の検査項目の推移も熟知しているし、昨年秋には腎機能の低下がみられたことも熟知しているはず。それでも、医学的常識、経験則としては、今回の事態は推測できなかったのか。

そして、2月に迅速な対応があれば、入院が必要だったとしてもより短期ですむ。短期ですめば、認知機や運動機能の低下は最小限度ですませることができます。
しかし、もともとむくみで運動量が低下し、意欲の低下など認知機能の悪化のリスクがたかまった4月になってからの入院は、とりかえしのつかない判断ミスがあったのではないか。現実、入院を決断した常勤医師は、「このまま出られなくなる(=施設行き)ことも否定できないが、入院しかない」という見解での入院でした。

正直、そんなことを思いながら、母の「別荘」(と、facebookでは表現していますが、入院のことです)にかよっています。

入院した後、原因不明の熱がではじめました。呼吸困難は、入院した翌日から急激に悪化し、一時期はマスクによる吸入ですごす始末。上記のとおり、炎症を示す数値があがっているので、肺炎かもしれない、という見立てですが、これもよくわかっていないのが現状のようです。
今日現在で、利尿剤の投与によって、むくみは解消していますが(レントゲンは14日のものしかみていないのでわかりません。足や顔、首回りのむくみが解消という意味)、原因の検討にはいたっておらず、発熱の原因も不明。呼吸は大分おちついてきたものの、まだまだ1月くらいと比較するとわるい状態で、これも「もともとあった肺疾患の憎悪ではないか」と仮説が出ているだけ。むくみがかなりわるくなってからの入院ですから、これが解消されるまでの日数も、かりにより早期に入院したのとくらべてかかっていることでしょう。なにより、高齢者の筋力というのはこんなに簡単におちるのか、というほどで、13日目の今日、むくみがなくなり、骨と筋肉がみえるようになっての驚きは、足が想像以上に細くなっていること(熱がさがらないので、リハビリも筋力トレーニングなどできないことも理由)。

判断ミス、と表現しましたが、専門家責任の法理に照らして(たとえ町医者であっても、診察にあたっては、医学的最高水準で診察する義務があるという考え方)、医師が法的責任をとわれるほどのミス、とまでは主張するつもりはありません。

が、一つだけ、これは、古き良きとかってに思うことによる妄想かもしれませんが、上記の流れの中で、問診をまともにしてくださったことがあまりにも少なこと。病院常勤の代理でみてくださった先生は、こまかく説明はしてくれました。が、主治医師は、3月の診察も、パソコンをみているのがほとんどという印象はいなめません。まして、補聴器をあてて診察したのは、(別のクリニックの)呼吸器の医師、認知症の医師。腎臓でかよっている病院の医師たちは、4月5日の心臓の検査のときの循環器の先生と、呼吸器の先生があてたのがはじめてです。少なくとも、呼吸がおかしい、とか、心機能の悪化がある、ということを患者の家族も心配していることを訴えているし、医学的経験則からしても、むくみの症状で心疾患は当然、そこから呼吸への影響が出てくることは当然でしょうから、肺の原疾患のある患者に対しては、パソコンの数値をみることよりも必要ではないかと思うのですが、これは、素人の誤解なのでしょうか。ここにだけは、標準診療に照らしてどうだったのか、という疑問が残ります。

入院してからのさまざまなおとろえをみるかぎり、あと1週間つづけば、確実に退院後も歩行は不可能になると思います。入院前は、食卓にならべておけば、自分で食事もできたし、トイレも体調がわるい日をのぞけば、自力でこなしていましたが、これはすでに不可能な段階まで衰えているようにみえます。

「ぎりきりまで引き延ばして、入院期間を長く、しかし、殺さずに退院して、またウチに通院できるレベルで調整してもうけてやろうと考えていないの?」なんて厭味なワルクチは今回は書きません。

ただ、いずれは「そのとき」がきます。きっと「そのとき」まで、今の医師にはお世話になることと思います。「そのとき」に、そんなふうに思わないですむように、また、「主治医師」が東京の先生でも、病院常勤の先生がチームとなって一丸となってくれた、と感謝できるように、「そのとき」をむかえさせてほしいと思うだけなのですが、今の医療制度では無理なのでしょうか。

以上、今後症状の変化や経緯をきかれたときのための備忘録をかねてのblog更新。

T R A C K B A C K
この記事のトラックバックURL
./tb.cgi/310


C O M M E N T
インターネットのそれほどではない読者は正直に言うとが、あなたのサイト本当に素晴らしい、それを維持する!私が先に行くと、あなたのブックマークう|後で戻ってきてサイトサイトを。 すべてのベスト
ケイトスペード ニューヨーク アウトレット http://saadiadesign.com/wp-content/themes/sommerce/katespade-1647/xf@62014110717003442wb.html
27.159.200.162  162.200.159.27.broad.xm.fj.dynamic.163data.com.cn
ケイトスペード ニューヨーク アウトレット          [2014/11/9(日) 02:45] [削除]
私はそう思い喜ん私が見つけた、あなたのブログ| Askjeeve| | AOLの|ビンビン| GoogleのDiggに見て、私は研究していたが、事故|ミス|ブログは}、私は本当に素晴らしい {仕事、素晴らしいを維持でくださいより。
ケイトスペード southport avenue mini carmen http://atochajewelry.com/wp-content/themes/sommerce/katespade-1647/id@12014110716374151ei.html
27.159.200.162  162.200.159.27.broad.pt.fj.dynamic.163data.com.cn
ケイトスペード southport avenue mini carmen          [2014/11/9(日) 02:46] [削除]

<< >>







RSS

Ringworld
RingBlog v3.24