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2014年 4月 22日 (火)

合唱団コールパーク第43回定期演奏会のお報せ


ブログ形式にしてから、初?‥ そんだけ演奏会やっていないんだなー。

ここのブログには、リヒトクライスに参加したことetc.自分の合唱ネタもときどき書いていますが、私の現在の「本拠地」は、合唱団コールパークという団体です。

合唱をはじめるきっかけだった高崎コスモス合唱団は諸般の事情で退団。現在長期休会中となっているでかんしょ合唱団(練習日があわなくなってしまったのが最大の理由)。他にも地元群馬県の合唱団ではお世話になったところ(みどり会合唱団、合唱団「すいせい」、高崎市民音楽連盟合唱団。また、特定のイベント向けのそれ)がいくつかあり、それとあわせて、もともと私自身がファンだった東京が拠点のリヒトクライスには、3度ほどいっしょに歌わせていただいたのが、この数年の経緯です。ですから、たまたまコールパークが残った、という部分も正直あるのですが、地元の合唱団で継続的に活動している団体は、現在は唯一ここだけになっているので、「本拠地」と表現しています。

さて、その合唱団コールパーク。
ここに入団当時の「本拠地」は、上記の高崎コスモス合唱団でしたが、テノールがいない、ということから、強いお誘いをいただいて入団したのが‥今調べてみたら、2004年の夏でした。
創団は、1953年。日本のアマチュア合唱界は、ちょうど「事業承継」をむかえているのは間違いなく、事業承継がうまくいって、さらなる飛躍をしたところと、残念ながら解散してしまったところと。実は、そのような状態は、指導者側が主導権をもっていた、というのが、日本の合唱団の大きな特色で、それによるものが大きいという分析もあるようです。ようするに、指導者が主導だと、指導者が年齢を重ねて引退、あるいはお亡くなりになることは当然にきますから、そこで、「承継」が必要になるわけです。

その点、コールパークはやや異質で、どちらかというと団員が指導者をお招きしてやっている傾向が強かった、ときいています。実際、賛否はわかれるでしょうが、指導者をおいだした、ということもあったようで。

ただ、そんなコールパークも「承継」はおとずれます。その、団員たちの高齢化。そして、合唱やっている人って、どちらかというと「犬派」が多いように思います。合唱団に所属していることよりも、指導者についていっている、という意味です。指導者を定期的に交代するという、少数派であろう運営をしていたコールパークは、団員の高齢化と、人気のあった指導者の交代による団員の減少で、2004年頃は、団員数が12-3名。混声合唱なのにテノールがいない、という状態になってしまったわけです。

私、決して「合唱歌手」としてほめられた技術はありません。が、ここは、猫の手も借りたい。頭数だけでも。そんな状況があったのでしょう(ちなみに、アマチュア合唱の世界は、常に男性不足なので、よほどのことがなければ、男性はどこからもお声がかかります)。

コールパークの団員は、「飲み会にお招きいただき、のんだ勢いで入団宣言をして、そのまま入団」のパターンが多いようですが、私もその例にもれず、2004年の夏にお世話になることになりました。

2003年まで、創団以来、ほぼ毎年定期演奏会を実施するのが恒例でしたが、やはり毎年は一定水準を維持できない。というわけで、私が入団した2004年夏以降は、なにかきっかけがあるからやる、というところになってきていました。
そんなわけで、入団から10年になりますが、過去に合唱団コールパークの演奏会は、2度参加。一度目は、出産で主要メンバーが長期休団になるので、ならば、今しかない、と、急遽実施した41st演奏会。42ndは、結婚と転勤で退団せざるをえない団員がいたので、これまた急遽実施、という状態でした。

その42ndのあと。60周年演奏会という「にんじん」がぶらさがります。これはでも、逆に60年の重みが、計画の策定をどんどん遅らせた印象があります。結果として、60周年演奏会を58年目に企画しはじめたのに、ついに60年目には実施ができませんでした。結果論として、この間に、41、42回のような切迫した事情がなかったから、と分析できるかもしれません。

そんな中、急遽きまったのが、43rd。2014年6月21日。群馬シンフォニーホール。14時開演。
なにしろ42ndから6年もたっていますから、ある意味余裕。6年の間にとりくんできた歌をすべて歌う、ということではなく、選択して絞り込むという余裕です。ただし、それだけに一つ一つの仕上がりはそれなりのものでなければ‥!

今回私は、とくにソロなどをおおせつかったこともなく(最年少男性団員なので、41stのときはソロがありました)、もともとあがり症の私にとっては、楽しんで声をだせる、というのが実はホンネ。

演奏予定曲目の中に、ジョスカンの「AveMaria」があります。これは実は、私が強く推薦した曲。現在のコールパークは、ルネサンス時代のものを取り上げることが多くなっていますが、私が生涯はじめて購入したルネサンス合唱曲のCDが、この曲だったのです。それで衝撃をうけて、この曲だけはちょっと思い入れが強かったり。また、テノールらしく、高い音が多い曲は好みなのですが、楽譜編集者によっては、テノールとアルトが逆になることもあるくらいの曲です。そういう歌っていて技術的な楽しさもある一つ(体調不良だと最悪ですが)。

一般にやさしいといわれている曲でも、歌う度に違う発見がある。それが最高の名作だと私は思っています。そういう目線で、「雨」(田三郎曲・高野喜久夫詩)など、その典型的なものだと思います。17名の現在のコールパークが歌うには、ちょっときびしいのはたしかですが、これも演奏予定曲目の一つ。また、コールパークは、2004年からおつきあいさせていただいて、実は、日本語の解釈を表現するのが武器の団体だと思っています(いにしえの団員はそれに案外気づいていないのが気がかり。まぁ、60年の歴史での「年の功」なのでしょうか。そう考えると、「雨」など最適でしょう)。

広瀬量平曲「エトピリカ」も予定の一つですが、これは私は実は、反省ばかりの曲です。2000年頃だったと思いますが、一度歌う機会がありましたが(上記の「高崎市民音楽連盟合唱団」で)、まったくこの歌の何がよいのかわからないまま歌っていました。その後、広瀬氏がお亡くなりになったのをきっかけに、広瀬氏の略歴や、合唱よりもむしろ氏の創作の中心だった器楽曲をきいてみたところ、この曲も実はすごく奥深いものだ、それをあんなに薄っぺらに歌ってしまった、という反省をせざるをえなくなりました。今回、その反省を修復する機会があたえられたとも思っています。

今回取り上げるモンテヴェルディの4声のミサは、合唱楽譜の専門店Panamusicaさんに助言をいただいて、4曲ほど候補の楽譜をおくっていただきました。その中で、私が、「コールパークにはこれがいい」と、いろいろ仕組んで、指導者がこれを選ぶように企んで? 選曲会議で提案したものです。個人的には、時代は古いほど好き‥というかわりものの私なので(なので次はGuillaume DufayやJohannes Ockeghemを歌ってみたいな、と密かに思っていたり)、1651年の作品というのは、新しすぎるという印象があります。が、あの、モンテヴェルディです。第一作法と第二作法のはざまで、このミサ曲は、両方の技法を使いこなした作品だといってよいと思います。どちらかというと、大勢(私の入団前は40-50名の団員を有していた)をいかして、大音量の組曲を得意としていたコールパークが、15名前後で静かにミサ曲をアンサンブルする。そんな、60年の歴史の転換期に取り組む曲としては、ルネサンスからバロックへの狭間ということにからめて、かつ、得意とするダイナミックな演奏と、今とりくんでいるボリフォニー音楽との両方の橋渡しとして、最適だろう、と思ったのが、企みまで含めて推薦した理由でした。

予定の演奏曲はアンコール含めて14曲(ミサ曲は、Kyrie〜AgnusDeiの6つを一つに数えて)。一つ一つがそんなきっかけや思い入れのあるものばかり。

あとは、今年は仕事の方は勝負の年と設定しています。その仕事とのバランスがうまくつくれるか。また、母のQOLは年々さがっている中、4/9から入院生活でどうなることか‥。という状況もあって、どれだけ1曲1曲に時間をさけるのか、というのが最大の課題かもしれません。

コールパークのサイトも私がいじくっていますから、演奏会のご案内も書いていますが、ちょっと控えめに更新しました。でも、ここは私のblog。書きたい放題の現在の思い入れをつづりました。

関心をもっていただけましたら、ぜひご来場ください。

T R A C K B A C K
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