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2014年 5月 27日 (火)

別の乗り物、別の空間。30年前と今


まぁ、一利用者の好みにあわなくなっただけなんだけれども。

電車はどんどん単に人を運ぶだけになっている。

上野で12分の乗換時間があり、ホームも2つとなりなだけ。ならば駅蕎麦か、5番線ホームのカレーハウスでお昼を食べられるな、と思っていったら、いずれも閉店してしまっている。

最近、ホームでものを食べることがどんどんできなくなっているのは感じている「流れ」なので、ついにこの5番線のカレーハウスも、駅蕎麦もなくなってしまったかと、これは少し残念。

学生時代は5分の乗換で駅蕎麦を食べていました。あのときは赤羽が中心でしたが、埼京線ホームは今よりは一つ下。とはいえ、京浜東北線や高崎線とは決して近い場所ではなかったので、走っていって、汁をあきらめれば30秒で1人前はいけましたから、ゆっくり?3分で蕎麦をたべて、という感じ。そんなことができるのも、ホームに飲食店があったからなんですが、今はきっと乗り遅れがこわくてできないだろうな、と思います。ちょっとの違いですが、ホームにあるのと、コンコースにあるのでは、たとえば、乗りたい電車がついたきと、降車のお客さまの波がはげしいと、階段を逆流できず、乗り遅れるリスクが高まるわけです。

さて、そうはいっても、これから電車にのれば約100分。なにも食べられないからお昼をすませて乗りたい。というわけで、12分あればコンコースでもOK。きっと飲食店があるだろうと思い、階段をおりると、あれ‥ここには讃岐うどんやさんかなんかあったはず‥というところがなくなっている。
さらにやむをえず、もう一度ホームにあがり、大宮よりに少し歩いて階段を登る。ここは、いまいましい(過日みどりの窓口で、「山手線から14番線にバリアフリーで最短距離」をきいたところ、駅員も悩んでしまうほど面倒で、やはり高崎・東北線利用客は、田舎もんとばかにされている気分になるという意味)14番線などにつながるところで、そこは「駅ナカ」になっているからきっとあるだろうと。しかし、ここも8番線まではコンビニとキオスクといくつかの土産物屋しかなく、飲食する場所がまったくない。

たしかにここは入谷口の方までいけば、カレー屋やおにぎり屋、コーヒーショップもあるのだけれど、5番線の電車にのるのにそこまでいくのは、やはり乗り遅れが心配で気がすすまないというもの。12分しかないから、往復で1分以上を想定するのは、非常にこまる、という事情も今日はあり。

もともと、駅蕎麦が小洒落たそば屋や高級蕎麦店になって、風情がなくなったな、というのも、各駅で感じるところですが(たとえば、あじさいなんとかとか、その手のチェーン店になっている)、それすらも今度はJRは排除するつもりなんだろうか。四谷駅とか代々木駅(の印象が強いだけです)のように、ホームが妙に細くて、人が立ち止まるお店をおくことが危険だ、というならばともかくとして‥。

では、仕方無い。コンビニでお弁当でも‥。これがまた、私が学生時代までは、高崎線・東北線のような「中距離電車」は車内でものを食べることはほとんど問題がなかった。たしかに当時は迷惑なこともあったけれど、だから、サラリーマンがボックス席でささやかな飲み会をしていたりもした。なんたって、高崎駅のホームでは、車内持ち込み用の容器も売っていたし、各駅停車の普通車両に、途中で」行商のおばちゃん」がのってきて、キャンデーを売ったりしていたのだから、車内でモノを食うな、という雰囲気はまったくない(もちろん、混雑の中で、近隣に食べ物がつくおそれがあるような状態でのそれは厳禁)。でも、その後、「中距離電車の近距離電車化」がはじまる。そもそも座席が、ロングが当たり前になる。ある程度長時間のると、ロングにすわるのとボックスにすわるのでは、実はこの疲労感って結構な差になります。グリーン車にロングがないことからも、ここはあきらかでしょう。かろうじて1−2両だけついていることが多いものの、端の方だから、駅の階段などからめちゃくちゃ遠い。(だから母とでかけるときは、本当にこまる。ボックスタイプにすわらせてあげたいのだけれども、高崎を例にすると、エスカレーターから5〜6両分あるかないとボックス席がない)。ボックスよりも人が大勢たって乗れるメリットはわかりますが、山手線の座席のない車両のように配置をかえられるようにするなど、いくらでも方法はあるのではなかろうか。
それはさておき、「近距離列車化」がはじまると、その代表の「山手線の論理(または常識)」が、高崎線や東北線(決してここでは宇都宮線とはいわないぞ)でまかりとおるようになってくる。すなわち、車内で飲食とは何事だ、という風潮。化粧は飲食よりハードルが高いですが、すいているボックス席では、学生時代は結構みかけたものです。高崎発5時46分が定番でしたが、この時間に都内に出勤する女性客に、化粧も食事もすべて家ですませてこい、という要求は、子育て世代にベビーカーをたためというのよりもよほど酷な要求だと思います。が、いまやボックスが少なくなったから、これもできないのだろうなと、推測しています(最近はそんな時間にはさすがにのらないので)。

10分やそこら電車にのるのが平均的な山手線の論理を、120分くらいのるかもしれない高崎線などにあてはめられると、不都合としかいいようがない。たしかに私の学生時代は、せいぜい上尾くらいまでが「通勤列車」の様相をかもしだしていました。が、時代とともにドーナツ現象の輪は大きくなり、いまや鴻巣あたりですら、ドーナツの輪の内側くらいのイメージ。だから、「近距離列車」固有の現象である「通勤列車」がより広い範囲に拡大したのかもしれませんが、通勤列車の様相でなくなったところからは、昔の中距離列車のなごやかさにもどってほしいな、となんとなく思うのです。

今日だって、約100分の乗車予定。12時間44分発。ここで、上野駅はホームやコンコースから飲食店を排除してなにも食べさせてくれない。電車の中は飲食するとは何事だ、の雰囲気。食事をしたければ、電車を一本おくって、小綺麗なだけで大してうまくもないのに高いばかりの駅ナカの飲食店ですませてから乗り込め、ということだろうか。それとて、山手線はいい。一本送ったって2〜5分程度で次がくる。高崎線は次となると、下手すると30分以上待つ。中距離電車の利用者にとっては、一本送るということがどれだけ時間的ロスになるのか、近距離しかのらない人にはわからないのだろう。

それでもやむを得ず、今日はコンビニ弁当を買い、一番後ろまでいけばボックス席があるので、最後部車両に乗り込み、まだあまり人がのってこないうちにササッとすませる。

なんというタイミングか、食べ終わったら、(人のこといえるかわかりませんが)かなりすごい加齢臭のおじさんが、難聴じゃないかと思うくらいイヤホンから音漏れのおそらくは70年代ロックをききながらとなりに座ってきた(あー、食べ終わっていてよかった。この匂いじゃ食べられない)。でも、まぁ、電車の中はお互いさま。それは別にかまいませんが、私より足が短いくせに、(あ、きっと、年齢で股関節の病気なんだろうな、と信じることにしよう)、思いっきり股間をひろげてすわるのだけは、ちょっとなんとかして欲しいかな‥。

という、無事に千葉県の申請をおえての帰宅の一こまでした。

T R A C K B A C K
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