最近の私的の雑感

不定期・不確実の、妄想・幻想・感想 etc.

「戻る」ボタン又はトップページに戻るにてお戻り下さい。



2005/08/18/(Thu) 芸術と反戦

趣味として合唱を初めて早8年‥。
戦後日本の邦人作曲家による作品は、明示的・黙示的を問わず、反戦というテーマがあるような気がしてなりません。

私は音楽でも絵画でも‥あらゆる芸術で、特定のメッセージを込めることは好みませんが、合唱音楽においては、反戦というジャンルがあるのはどうやら否めないようです。

最近行ったり購入したCDの合唱曲のうち、「原爆小景」(原民喜作詞・林光作曲)と、「死んだ男の残したものは」(武満徹作詞・作曲)は、今年は、東京混声合唱団の生演奏でも聞いて、かつ、京都エコー/大久保混声合唱団のライブ録音のCDで聞いて、あらためて、戦争の無意味さを感じる8月となりました。

現実につきつけられたらわかりません。しかし今は、仮に召集礼状が私に来たら、それを拒否し、それによって死刑に処せられとしてもやむを得ないと考えています。他者を殺戮するかもしれない令状にしたがって戦地に赴くならば、非国民として処刑されることを選択する、という意味ですが、このような考え方を他人に押しつけるつもりはまったくありません。しかし仮に全世界の人間が、自分を犠牲にしても他人を殺戮することを否定する思想をもてば、戦争と殺人という発想はなくなるはずです。そして、それが少なくとも私の望む世界です。

イラクも北朝鮮も、アメリカも。核を保有する国とは国交を断絶しろ、といいたいくらいの気持ちになります。「原爆小景」を鑑賞したときには。アメリカでは、過半数が広島・長崎への原爆投下を正当化しているようです。そんな国と国交を維持しないと存続し得ない政治を続けて居る事自体が、政治不信というのが私の本音です。23+8万。30万以上の人間を殺してどんな正当化があるのか。

そんな課題があるのにたかだか郵政民営か否かで、わけのわからない政治を繰り返しているニッポン。しょせん、コイズミも、裕福な家で育ったぼんぼんなんだとつくづく感じる昨今です。せめて、8/15に靖国参拝して欲しかったな‥。

郵政のことより、イラクへの対応、北朝鮮(決して、拉致被害者を救うという意味ではないですが)への自分の巻いた種への対応、傲慢なアメリカへの対処。よほどそちらの方が大事だと思うのですが。

私が願うことはただ一つ。「正しい戦争などない」ということだけ。
「原爆小景」「死んだ男の残したものは」という、たかたがニッポンの現代音楽の第一人者である武満氏の作品を真摯に聞くだけでわかることを、全世界の人が認識してくれることを願うのみです。


2005/07/31/(Sun)23:21 ライフプラン21の10月からの予定

先日、ライフプラン21代表の本多さんとお会いしました。

10月から新しい企画を計画しているとのこと。

地味では或るのですが、この企画、なぜ国や自治体等が同じことをやらないのだろう、と思うほど、現代日本にマッチしている企画だと感じます。新卒の学生さんも、リストラされてしまった人も、起業しようと計画している人たちも‥きっと役立つであろうという企画です。これに、Menu 1-2 で紹介した会社設立とセットにしたら‥(^^)。

未発表の企画なのでまだ公開できませんので、さわりと「思わせぶり」だけ書き込みます。

関心のある方は、9月くらいから、http://lp21.net をチェックしてみてください。


2005/07/24/(Sun) 合唱団コールパーク第41回定期演奏会

高崎コスモス合唱団で合唱にめぐりあった後、「テノール不足」ということで、あこがれのコールパークにお招きいただいて、入団しました。それから早1年半ちょっと。そのコールパークの定期演奏会が、2年半ぶりに開催されました。

私のようなものがいられるだけに、かつてのコールパークの実力とはかけ離れているかもしれませんが、逆に、合唱愛好家がこつこつと歌っている、という点では、親しみ易い演奏会になったものと確信しています。しかし、円熟味のある古参メンバーと、私のように最近のメンバーとの融合は、新たな可能性も示唆していると思います(思いたい)し、全員が合唱経験の浅いコスモスとくらべて、「肝心なところ『だけは』ハモる」という、経験のなせる技は、歌っていても、凄いなと感じるものがありました。

そんな中、テノールソロの含まれる曲のソロまで仰せつかって‥一生で最初で最後でしょうけれど、お客様にはどのように聞こえたのでしょうか。


2005/04/19/(Tue) 引っ越しました

引っ越しました。

最近ニュースでみたのですが、30代の持ち家率があがっているのだとか。
この不景気になぜ? は、未婚のまま30代となり、なんとかリストラにあわずに仕事をもっているグループは、一部はまだバブルの頃の貯蓄もあるし、場合によれば親と同居でそれまで住居費もかからない。そうなると、頭金くらいはあるし、忙しくて趣味も無いから、何か‥となると、家、なんだそうです。

自分も結構当てはまっているかも‥。

でも、上記のような余裕があってではなく、前の自宅は、大幅なリフォームが必要→リフォームローンが必要なレベル→しかし使用貸借であり、所有者の債務の抵当権がついているので不可&そんなにお金をかけるならばいっそうのこと‥ということで、半分はやむを得ずというところです。

いわゆる市街地まで車で20分くらいだったところ、今回はその市街地に引っ越したため、少々カルチャーショック気味でもあります。公共交通機関が発達していないと言われる高崎も、市街地はこんなにバスが便利なんだ、とか。仕事の上では、いくつかの役所は自転車で軽々いけますし。

怖いのは、繁華街が近いので、夜遊びするようにならないか、というところでしょうか(^^)。
合唱団の仲間に言われた第一声。「公民館の近くに引っ越してくるなんて、合唱のために引っ越すの」‥。たしかに、中央公民館は徒歩1分だしなー。


2005/03/03/(Thu)21:50 4カ月ぶり

ずいぶん間隔があいてしまいました。
実はこの間、Private でビックニュースが発生し、ネットどころでなかった‥のです。近々、これにともなってHPも全面リニューアルいたします。

その間、いろんなニュースがありました。
北朝鮮も、骨が捏造だったうんぬん‥これも、この4か月の間におきたことでした。日本政府が信用できない私は、捏造だったか否かも捏造でないという根拠の公表が不十分に思えるので、どっちもどっち、という気がしてなりません。捏造といわれことは予想できたはずですから、鑑定は中立第三国にやらせるくらいの慎重さがあって当然だったと思うのですが。

ライブドアさん、元気いいですね! ライブドアさんは、かつて私自身が嫌な思いをしたことがあるので、あまりいいイメージは無いのですが、今回の「事件」は、経済界、政界すべてを動かす大問題です。マスコミも面白おかしく報道するのではなく、マジメなトップ記事で動向を報道するべきですよ。日本の法律と司法の判断の基準‥それらが総て試され、今後の動向を占うような事件です。
マスコミ嫌いな私は、ニッポン放送とフジテレビのコメントが面白くないのはほんね。放送という公共的な事業に加わるようなウツワとか、資質が無い、というようなことを言っていますが、最近のマスコミなんか、自由競争、市民の声という批判に本当にさらされているIT社会と比べれば、力関係あり、グループ企業の圧力あり。なにより儲け主義に走っているマスコミですから、どっちが本当に資質がないのやら。これを機会に反省して、自らを見直すくらいの‥(おっと、ソロソロ書きすぎかな)。マスコミに公平さなんか求めても無駄ですから、むしろ、いろんな価値観の業者が自由に算入して、バランスをとる形で公平を保つ方がよほどマシ(マシです。Betterなだけで、Best ではない)と思いますけどね。

野党は何やっているんでしょう。なんか、政権とったつもりになってしまっているようで。政権とったあとの「絵」も大事でしょうが、今おかれている立場を全うして欲しいな、というのが、今国会の印象。それとも自民党から裏金でももらっているんですかね!

‥と、イロイロ思うことが沢山ある4か月でしたが、ニッポン国民。生活におわれればそんなことは気にしちゃーいられません。庶民を苦しくさせておけば、政治に口出しできる時間も余裕もなくなる‥って政策じゃーないでしょうね(^^)。

以上は本音も含まれますが、あえてひねくれて表現している部分もあるかもしれません。いずれにしても、4か月もあいてしまったことによる書き込みでした。


2004/11/08/(Mon) めずらしく共感

あまりベストセラーは読まないのですが、『年収300万円時代を生き抜く経済学』は、最近読んでみました。

この雑談に書き込むのも多少遠慮しているのですが、この本の小泉政権への評価は、遠慮して書き込みするのをやめようと思っていたことまでズバっと書いていますね…。そして、その中でどう生きるのか、という点も共感を覚えます。

私は、筆者も言う、小泉政権の方向性は、悪いとは言い切れないと思います。所得格差の拡大があり、いわゆる勝ち組にとってやりやすい世の中を作り出す、ということに要点はあると思いますが、それだって一つの社会、国家の姿。そこで、1%の勝ち組の人以外(あえて「負け組」とはいいません。「小泉政権を歓迎する1%以外の人たち」というところでしょうか)が、どう実態を思うのか、に、良いか否かはかかっていると思いますから。

筆者がいう、日本の所得の高さの異常もごもっともで、これも、日本以外のアジア諸国にいけば十分に感じ取れます。逆に、なぜ日本はこれらの国と同じ所得で生活できる経済構造になっていないのだろう、と疑問に思うものです。

価値の多様化って、実はこんなところにあるのかもしれない。と、ふと思うのでした。


2004/10/28/(Thu) 地方の弱み

新潟中越地震は、地方(都市部以外)の弱みを見せてしまっている気がします。
これがたとえば東京でおきたならば、死者は多かったかもしれませんが、それは人口密度に応じてのもので、死んだ割合では、今回より少なかったのでは? と思います。一方、政府の対応は…。

あくまでも、2年くらい前から感じているのですが、小泉政権は、地方切り捨て政権、という気がしてなりません。地方を切り捨てても、人口比率ではたいした事はないですから、票はかせげるでしょうが…。そのツケ、というのは、さすがにちょっと言い過ぎでしょうか。

道路だって、私は一貫して、高速道路も一般道路も、建設中止には疑問を感じています。経済的な側面だけみれば、無駄な道路かもしれませんが、今回の地震や台風において、地方への道路の充実(増やすばかりではなく既存道路の補強等含め)がなされていれば…という気がしてなりません。それは、災害等なければ、人口の少ない=受益者の少ない地方、過疎の村、町への道かもしれませんが、そこへのアクセスの非常自体のときには、有益だったに違いありません。

世界に通用する競争力を築くには、中央集権、地方切り捨て、は是かもしれませんが、国家の評価とはそれだけでしょうか。国土の何処にすんでいても、かわりない国からの利益を得られる政策というのも、評価されるべきではないかと…。

将来、田舎に引っ越して住みたいと思っている分、余計にそれを感じるのでした。

なにはともあれ、台風、地震の被災者の生活が一日も早く改善されますように…。

(雑談の雑談)
 今回の日本人拉致の問題とは関係なく、本音としては、小泉政権もイラク派兵はしたくないのが本音では? ただ、外交的な理由で送っているのは本当のところだと思います。その意味で、これだけ自然災害が続いたこの数日…。「ブッシュさん、申し訳ないけど、内国の必要性で、自衛隊が一人でも沢山必要だからひきあげさせていただきます」という選択肢はなかったのかな…。イラクに言っている人員が新潟始めとして、23号の被災地にいくだけでも、大分違ったと想うんですけど…。

<< NEW [最新][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][最古] OLD >>