最近の私的の雑感

不定期・不確実の、妄想・幻想・感想 etc.

「戻る」ボタン又はトップページに戻るにてお戻り下さい。


■ 2006/06/18/(Sun)　指揮者岩城宏之さん

新聞の１面にも掲載されるニュースでしたが、岩城さんがお亡くなりになりました。

私自身、所属していたコスモス合唱団が、東京混声合唱団と共演させていただいたときに、指揮者が岩城先生でした。指揮者としてというよりも、存在そのもののカリスマ性を感じる方でした。

よく、昭和１ケタの方々の人生の「厚さ」（いや、「熱さ」かもしれない）を感じることがあります。日本の経済にも、自らの教養にも、いや、世界の文化にも、理屈抜きに地道な「Going My Way」で、しかし、結果的に多大な貢献をした世代ではないか、と私は思っています。そんな世代の中でもひときわ目立っていた方、という見方もできるかもしれません。

ゲネプロのあと、著作と楽譜にサインをいただきました。するどい指摘の中でも決して忘れられることのないユーモアとダンディーなところは、今も思い出されます。

ご冥福をお祈りいたします。


■ 2006/06/05/(Mon)　ちょっとまってくれよ

と、思うニュースが、数日前ありました。
なんでも、禁煙治療に保険を適用するとか。
さらに、パチンコ依存症も病気の一種で、海外では保険適用があるという‥だから日本でも、ということか。

どっちも、ちょっと待ってくれよ、という気がしてなりません。

タバコを吸い始めることも、個人の自由。その結果やめられなくなるのも自由です。たしかに、タバコを吸う→肺ガンを始めとする病気の確率が増える&受動喫煙の危険が増し、これによる保険の支出が大きくなる→だからタバコをやめるのに保険を使う、ということは、形としてはなりたつでしょう。

でも、はじめからタバコをすわない人にとってはどうでしょう。勝手に吸い始めて勝手に中毒になって、タバコと関係ない人の保険料や税金が使われるのでは、面白いはずがありません。

タバコ1本あたり1円なんて、くだらない税金とっていないで「タバコ健康保険料」とか創設してタバコの価格に上乗せすればいい。そして、タバコをやめる人のための保険にはそれをあてる。それならば、なっとくもできます。

パチンコも同じです。

タバコは、立派なテロリストです。不特定多数の大量殺人をしているのですから。
そんなもんからぬけるのに保険(税金と保険料)を使う理屈がなりたつならば、テロ集団から抜けるために補助金を出すのと同じ。暴力団が増えると犯罪がふえるから暴力団をぬけるためにかかる費用を税金で補助しているのとかわらないでしょう。でも、そんなの誰もみとめませんよね‥。

ほんとちょっとまってくれよ‥でした。

なお、タバコは嫌いです。嫌いなだけでなく、近くですわれると気持ちも悪くなる体質です。でも「吸ってもいいですか」といわれたら「どうぞ」と答えて我慢します。私のタバコ嫌いの本質は、本当に害があるかどうかではなく喫煙者(愛煙家)のマナーの悪さが理由だから、「吸ってもいいですか」と、きちんと聞いてくる方は、逆に応援したくなる、妙な心理からなのです。


■ 2006/05/09/(Tue)08:09　2人の訃報

新聞お悔やみ欄に、「あーお亡くなりになったんだ」と思うほど知る人が2人も同時に掲載されていました。

お一人は高野喜久雄さん。文学青年ではまったくないものの、合唱をやっていて、その作詩は、たいていの場合は、他の作品にふれたことがあり、「合唱曲の詩にもなっているんだ」というパターンが多いのですが、高野さんは、その逆の数少ない方。すなわち、合唱曲の作詞で、はじめてお名前や作品に触れた方です。
でも、合唱やっている方ならばこの名前を知らない人はいないはず。
合唱を始めたばかりの頃に、高野さんのお名前を知り、お気に入りの作品もおおく、一昨年は高野さんの詩集も購入して読んだりしていました。「水のいのち」でよく解説されるように、自然を歌っているようで人間そのものを歌っている(いや、「詩っている」、が正しいか?)。たしかにそういう作風の方だったと思いますが、生きていらっしゃる間に、もう少しいろいろな作品に触れてみたかったな、とも思います。でも、文学の良いところはなくなった後も作品は残るところです。そしてだれもが認める名コンビだった、故�眦鳥囲裟萓犬函¬昇遒鮑遒辰討い�れることだろうと思います。

もうお一人は松山恵子さん。実は東京に住んでいたころ、お隣の住民であり両親のお店の常連さんだった方(という表現にします、この方も著名人なので)の叔母様にあたるということで、よく、甥にあたるその人も、松山さんの歌を歌っていました。歌が苦手な母の数少ないレパートリーも松山さんの歌でした。なにより、ナツメロなどで出てくるときの衣装はやはり華やかで、それが特徴の方でもあったと思います(決して、ハデ、というのではなく、それ自体が芸だったと思います)。偏見かもしれませんが、最近のテレビに出ている芸能人は、うるさくて(下品な)派手さばかりで、松山さんのような方はいないな、とも思います。その意味で、昭和あるいは20世紀の芸能人がまた一人去ったのか‥。

ご冥福をお祈りいたします。


■ 2006/05/03/(Wed)　この日記初めての写真?
Iiyama.jpg 1221×911 1387K
GW、ちょっとばかり久しぶりの一泊旅行にいきました。
そこで撮影した風景写真を1枚…。

日本も広い。そして、気候の面白さ。
冬山に桜+菜の花。
こんな景色もいいですねー。


■ 2006/04/21/(Fri)　暴言

絶対的な基準がなくて、何か専門家が線をひかなければならないもの。

そんなもの、世の中には沢山あると思います。

医者と保険会社という「専門家」がそんな線引きをしたらいくらでももうけられるなー、という暴言ですが。

たとえば糖尿病の基準。
食後血糖値。個人差があることは統計的にも明らかで、もちろん、ある程度「統計的に意味がある」ところで線を引いているとは思います(信じたい)ですが。

この基準を引き下げたとします。そうすると「境界型糖尿病」の患者は確実に増えます。そして「境界型糖尿病」は、保険に入れません(健康人として)。境界型といわれて、真面目な方は医者に通うようにてります。保険にどうしても入りたければ糖尿病性の病気を不担保にするか、加重された保険料を支払わないと保険に入れなくなります。(ならば糖尿病精の病気の不担保を普通は選択するでしょう。でも、むやみやたらに(いや、糖尿によるという因果関係が明確に否定されない限り)「糖尿病性○○疾患」と診断され、結果として保険は支払われないことになる。「疑わしきは被告人の利益に」は刑事裁判ではないから適用がないのは仕方ないものの、「糖尿病以外の可能性が完全に否定できない限りは、患者の利益に」とはなっていいない、いや逆に「糖尿病の疑いが完全に否定できない限りは糖尿病性疾患とする」というのが、どうもこの業界の常識のようです)。

たまたま家族などが糖尿を始めとする、慢性病疾患者が多いために、いつもこんなことを考えてしまいますが、この、病気か否かの境界基準が重くなるたびにこのような疑問を感じます。(いや疑問ではなくて疑い、ですね)。

今回の医療費の改革は慢性病患者には有利とされます。モデルケースとして糖尿病と診断された経験のある人が糖尿病の検診や検査のために通院するときは、たしかに多少負担が軽減されるようです。でも、糖尿病の実態は、ほとんどが合併症を発症しています。その薬や診察料も加味すると、月々(定期検診毎の)自己負担額は、今回の改正でも増加します。慢性病患者から医療費をとることは、医者も政府も、「確実な収入増」です。と、疑いたくなるのものです。

こうやって、政府がいつのまにか営利追及にかわり、取れるところからぶんだくる、支払わざるをえないところを加重する。そしてそれに利害関係が一致するところが賛同する。その中で大義名分が成立するところが狙い撃ちされているのが、昨今のコイズミ改革(いや、コイズミ首相が悪いとはいいません。たまたま、この時期に日本国のトップにたつ人がいれば、誰もが同じことをしたでしょうから)の実態のような気がしてなりません。(ただし、重大なことは、この中にあっても、政府を金銭的に指示する団体(民間)には不利にならないように配慮もしっかりされている)。

なーんて、妄想するのは、「負け組」なのかなー。


■ 2006/04/19/(Wed)　まじめな疑問

行政書士をしていながら、これを疑問と思って自分で解決しないのはよろしくないが…。かといって、自分で経験してみる自信はない。経験してみないと、答えはでない気がするまじめな疑問。

ずばり、疑問とは、「メイド喫茶って、風俗営業の２号営業じゃないの？」

２号営業といえば、「待合、料理店、カフェーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業」。どうしても夜、お酒をともなって、という印象があるが、それは定義からは関係ない。

メイド喫茶って、客に飲食させているよなー…。あ、接待はしていないのかな。単純にメイドの格好をして、注文をとったり、注文の品を運んでいるだけ？　でも、メイドさんとのおしゃべりが楽しみだったり、きいたところでは、一緒に食事してくれたり、運んできた料理に細工をしてくれたり…。これって、２号営業の判断でよくいわれる、「水割りを作る程度」の域は超えていると思うけどなー。

で、かりに２号営業だったとして、だから無許可営業がどうのこうの、とはいいません。ただ、法律が想定していない接客、遊興が生まれてくるなか、逆に、現在の風営法って時代にマッチしていないと、ますます思うだけですけれど。

実際、いったことのある警察の方や同業（行政書士）の方、どう思いますか？


■ 2006/04/12/(Wed)　子育て支援政策

同世代は、子どもが何人かいるのが通常。なのに「子どもを産む前提」すらないから言うわけでは決してありません‥とは言いません。最近、子育て支援の政策が目立ってきています。それが凄く不満（＾＾；。

子どもの数に応じて税金を下げれば、子どもが増える、なんて、この前飲みにいったときに語っていた同業がいました。うーん、子育て支援（補助金や助成金などを支給するという意味で）よりは公平かもしれないが、「子どものいる人」と「いない人」をそのように区別することが不公平に思います。

子どもが居る→将来の納税者を確保する→その結果自分も年金をもらえる、ゆえに、子どもが多い人を優遇する政策をとる。これが、上記の同業の言い分でした。なるほど、一見ごもっとも。子どもを一人も作らず、国民年金や厚生年金をもらって生活するのは、年金が「世代間扶助」だとすると、たしかに、子孫を残した人の方が優遇されてもおかしくないと感じます。

が‥これは子どもを産む・産まないが、公平な場合にあてはまる論理です。

子どもを産みたくても産めない人。究極的には、健康上の理由とか、医学的な病気としての不妊の場合がそれでしょう。でも、医学的にそうでなくとも、最近の統計によれば、結婚したいが所得が少なくてできない、という男性は、相当なウエイトをしめているようです。また、職種によっては子どもを作りづらい仕事もあるのは間違いなく、その他、両親が健在かどうか、会社が子育てに対応した制度を採用しているかどうか‥と、子どもを産む・産まないの選択をする当の本人たちでは、どうにもできないところの影響も相当にあるわけです(もちろん、モテるモテないも。でも、これも、当の本人ではどうしようもないことです)。

だとすると、子どもがいるかいないかで、区別して、一方を優遇するのはいかがなものでしょう。産む・産まないが、完全に本人たちの選択によって選べるならばともかく、そうではないとすると、これは差別以外なにものでもないでしょう。

だから尚更ですが、子どもがいる、または大勢いる世帯を優遇する政策などもっての他。百歩譲っても、根本的に、子どもを産みやすくする、家庭を持ちやすくする政策までではないかと思うのです。

しかし、この度話題になっているのは、出産支援ではなく、子育て支援政策ばかりのような気がします。

こんなこと、思うのは‥持てない男のひがみ？　なんですかねー。

あー、負け犬の遠吠えだ(^^;。

<< NEW [最新][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][最古] OLD >>